前回の『「EditMTU」でMTUとRWINを簡単設定(自動設定編)』では、回線の速度と計測サイトを選択するだけでMTUとRWINを設定できる自動設定のやり方を紹介した。MTUやRWIN、pingという言葉の意味を知らなくても、項目を選んでボタンを押すだけで最適な通信環境を設定できることを学んだ。

 その手軽さは、大変魅力的なのだが、ひとつ弱点がある。この方法ではWindows XP/2000ではMTU値を変更することができないのだ。XP/2000のユーザーは、必然的にこれから説明する操作が必要となる。

 まずは[Win2k/XP]タブをクリックし、通信の種別をプルダウンメニューから選択する。MTUは同じだが、RWINが2通りある場合は、とりあえずどちらかを選んでみる。設定後、「ブロードバンドスピードテスト」などのサイトを利用して、スピードを比べてみるといいだろう。RWINの値の違いがスピードにどう影響するか、実際に試せるよいチャンスである。

「EditMTU」の[Win2k/XP]タブをクリックして手動設定する画面
(1)通信の種別は、自分の環境に合わせて選択(2)MTUは、MTU値からヘッダー部分の28バイトを引いた数値を表示(3)NetworkCardで、複数のネットワークがある場合は、使用するカードを選び「固定」にチェック (4)[Registry書き込み]ボタンは、クリックして[OK]を押し、マシンを再起動すると変更が反映される(5)[Reg.復元]は、設定前の環境に戻したい場合に押して再起動する。再設定する場合は、必ず元に戻してから

 今回使用したのは最新バージョンの2.31だが、バージョン2.0からは自動的に現在のレジストリ設定値が表示されるので、わざわざ[Registry値取得]ボタンをクリックする必要はない。

 続いてNetworkCardを選択する。単独の場合はそのままでいいが、複数のカードが検出された場合は、使うカードを選んで「固定」にチェックを入れる。以上で準備OKとなる。

 ここで、MTUの値を自由に変更してみよう。レジストリへの書き込みは、[Registry書き込み]ボタンをクリックした後、マシンを再起動すると、変更が反映される。書き込み、再起動とも、画面のメッセージに答えるだけなので、操作はとても簡単だ。

 ただし、簡単ではあっても、Windowsの心臓部であるレジストリを変更していることには変わりがないので、万が一のために事前にレジストリのバックアップを取っておいた方が安心だろう。とはいっても、設定前の状態に戻すことができる[Reg.復元]ボタンも、ちゃんと用意してくれているので、それほど不安に思う必要はないのだが…。