書店の実用書コーナーをのぞいたことはあるだろうか。ここには、ありとあらゆる楽しみがつまっている。登山やマラソンなどのスポーツ系から、鉄道や車、バイク、ゲーム、音楽まで、書店の中でもっとも幅広く奥が深い。何気なく書棚に並ぶ書籍のタイトルを眺めているだけでも興味をそそられるものが出てくるはずだ。

 今回は、趣味本の中でも、ミリタリー系や鉄道など男性向けの実用書が豊富にそろうことで知られるジュンク堂池袋本店の実用書担当、土居智浩さんに、この夏ぜひトライしたい趣味に関する本を、インドア派、アウトドア派、合わせて10冊選んでもらった。

TVチャンピオン王者が伝授! 『アクアリウムのつくり方・楽しみ方 プロが教えるはじめてのレイアウト水槽』

インドア派

千田義洋[著]・成美堂出版[刊]・1260円

 器具の選び方から、水槽の設置方法、水草や魚の扱いなど、アクアリウム(水生生物を飼育する水槽)の基本を紹介するのが『アクアリウムのつくり方・楽しみ方 プロが教えるはじめてのレイアウト水槽』

 テレビ番組『TVチャンピオン』の「水中ディスプレイ王選手権」にて、2年連続で優勝。その他にも各種イベント、コンテストなどで活躍する水槽レイアウトのスペシャリスト、千田義洋氏が、水槽をどのようにレイアウトするかを写真とイラストで詳細に解説。レイアウト水槽におすすめの水草や魚をピックアップ。美しいレイアウトのために、前景、背景に映えるなどの具体的な視点を盛り込み、水草を特徴ごとに分類している。

 後半には、豪華で美しいレイアウト水槽が多数掲載されており、なんとも涼しげ。写真集としても楽しめる。初心者からベテランまで楽しめる1冊。

 土居さん:「魚に関する書籍はたくさんあるが、水草についてていねいに解説しているのはこの本くらい。写真が豊富で眺めていると挑戦してみたくなる。今、一番売れているアクアリウムノウハウ本」。

各職業のプロに文具術を徹底インタビューした『文具上手』

インドア派

土橋 正[著]・東京書籍[刊]・1575円

 ステーショナリーディレクターとして幅広く活躍する土橋 正氏の新刊『文具上手』。  

 TBSテレビ「朝ズバッ!」のプロデューサーで自転車ツーキニストとして知られる疋田智氏や、丸善日本橋店 万年筆アドバイザーの山田明治氏、輸入生活雑貨店「PLAZA」の商品本部長 成田義一氏をはじめ、プロダクトデザイナー、経理のプロフェッショナル、医師、商社マン、新聞記者、グラフィックデザイナーなど、さまざまな職業の「文具上手」12人に、普段使用している文具、その文具術を徹底インタビュー。職業によって必要となる文具の違いや使い方の工夫など、文具との向き合い方に考えつかなったような違いが浮き彫りになっているのが面白い。

 文具を通して仕事に役立つヒントもたくさん登場する。文具マニアにはたまらない1冊だ。

 土居さん:「こだわりの文具についてうんちくを語る本とは異なり、それぞれの職業のプロフェッショナルが普段から何気なく、でも必要だから使用している文具について語っているのが新鮮。文具からそれぞれの仕事にまつわるストーリーが展開され、思わず読み入ってしまう」。

大人がはまるブロックのテクニック満載『創作アイデアの玉手箱 ブロック玩具で遊ぼう!!』

インドア派

さいとうよしかず[著]・ソシム[刊]・2310円

 以前から多くのファンを持つ「レゴ」や、ダイヤブロックのカワダがヒットさせている最小部品4×4×5mmという「ナノ ブロック」など、今、大人のビジネスパーソンたちの間でブロックが流行っている。

 そんな中、注目されているのが、出版社の紹介のもある通り、まさに“「見てたのしめ」「読んで学べる」ブロック玩具の教科書”が『創作アイデアの玉手箱 ブロック玩具で遊ぼう!!』だ。

 「組み立てテクニック」や「接続セオリーや裏技」などをはじめ、初心者から上級者までが「知りたいテクニック」を掲載。よく使われる用語や俗語、部品の通り名までを丁寧に解説しているパーツリストは役立つ。また、藤田慎也、けん・たっきぃ、秋長さちこなどの国内有数のアマチュアビルダー23人の作品画像を収録し、ブロック玩具を作らない人でも、見ているだけで楽しくなる。「お寿司の作り方ポスター」や「特製方眼紙」の付録付き。

 土居さん:「テレビ番組『TVチャンピオン』の第2回レゴブロック王選手権に出場したさいとうよしかずさんの著書。テクニックや作品集が豊富なほか、パーツリスト、作品発表の仕方なども掲載されている。ブロックマニア垂涎の1冊」。