海外赴任のため英語習得を目指した紀伊國屋書店・親松氏が英語学習本を推薦!

 「楽天」が社内公用語を英語にしたことを皮切りに、社内で英語を使う会社が増加傾向にある。

 もし「自分の会社の社内公用語が英語になったらどうすればいいのか?」と考えているビジネスパーソンも多いのではないだろうか? あるいはそこまでではないにしても、ある程度の読み書きができ、会話ができるようになっていれば、仕事でもプライベートでも大いに役立つし、プラスになることはあってもマイナスになることはない。

 そこで、自身も海外赴任のために、英語習得を目指していろいろと経験を積んできたという、紀伊國屋書店新宿本店、洋書・語学書担当の親松直紀さんに、経験に基づいた役立つ本を聞いた。

脳の状態を右脳モードにし短期間で英語習得! 『超右脳おしゃべり英語リスニング』

七田真[著]・ 総合法令出版[刊]・1995円(CD付き)

 全国に約400教室をもつ、七田式幼児教育の創立者でもあり、教育学博士の七田眞氏のベストセラー『超右脳』シリーズの1つが『七田式超右脳英語トレーニング』

 脳の状態を右脳モードに切り替え、左脳とは異なる記憶回路を開くことで、短期間で英語を習得できるというもの。基本英会話のマスターには2000語で十分と説いている。この本では、ネイティブ同士の台本なしの会話をそのまま収録している。特に好評なのは、2~3倍速CDを使った「高速視・聴・読トレーニング」。

 親松さん:「台本なしの自然の会話というところがおすすめ。英語独特の相づちや間の取り方、言い直す場合の言葉などが自然と頭に入ってくる。ビジネス英語というよりは通常の会話を身につけるためのもの」。

 リスニングのスキルの向上に役立った1冊だという。

とにかく例文が多い!『必ずものになる話すための英文法〈Step1〉入門編1』

市橋敬三[著]・研究社[刊]・1470円(CD付き)・電子版525円

 1984年の初版より20年間ロングセラーの定番英会話書『必ずものになる話すための英文法〈Step1〉入門編1』の“全面改訂版”。著者の市橋敬三さんは、日本の英会話教育における草分けで、現在もアメリカ口語表現の第一人者の1人。

 レイアウトは見開き対向で、左ページに英文、右ページに和訳という構成になっている。英会話マスターの近道は、「英文法を知っているだけでなく、使えるようにすることである」という黄金のメソッドはそのままに、現代に通じるフレッシュな例文に入れ換えられている。

 親松さん:「とにかく例文が多く、ほとんどが短くて単純なものなので、応用できる。この例文を繰り返したり、自分なりに置き換えてみたりすることで覚えていける。改訂版が発売になってから入門編1はシリーズの中でも最も売れている」。

TOEIC試験前に最終的な勉強の仕上げをしたという『英文法解説 (改訂3版)』

江川泰一郎[著]・金子書房[刊]・1785円

 英語教師をはじめ、英語を使う職業の人にとって必読書。必ず持っている解説書といってもいいのが『英文法解説 (改訂3版)』。人によっては大学受験の際にお世話になったということもあるかもしれない伝統的な1冊だ。

 高校英語以降が苦手という人には難しく感じられるかもしれないが、TOEICを目指している人や、英語を極めたいという人にとってぜひ手もとにおきたい1冊である。

 親松さん:「TOEIC試験の前にこれで最終的な勉強の仕上げをした。昔から英文法の最高レベルの解説書といわれているもので、内容は骨太」。

 英語習得を本気で目指すビジネスパーソンにすすめたい1冊だそうだ。