サッカーRPG『イナズマイレブン』シリーズが小学生を中心に大ヒットし、その映画化作品も興行収入17億円突破と快進撃中のレベルファイブ。

 『レイトン教授』シリーズに続くオリジナルタイトルの幹を着実に増やし、ゲーム業界での地位を確固たるものにしつつあるが、同社の日野晃博社長は産業構造の変化を感じ取り、生き残りに向けた戦略を練っている。そんな日野社長にレベルファイブの今を聞いた。

(聞き手/中村 均)

※取材は2月に実施しました

――まずレベルファイブにとって昨年はどのような年だったのかお聞かせください。

「業界構造の変化を乗り越えて新時代に生き残る」と語るレベルファイブの日野晃博社長

日野晃博氏(以下、日野氏):レベルファイブとしてはいい年でしたね。僕らにとって、ステップアップしていく途中の年と考えていましたが、想定していたことはちゃんとできました。いろいろなことにチャレンジして、その結果もしっかり出ましたし、今年への仕込みもしっかりとできましたから。

――ゲームだけではなく映画についても結果が出た年でしたね。昨年のインタビューでは『映画 レイトン教授と永遠の歌姫』は少し苦戦したという感想でしたが、『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』は毎週の興行収入ベスト10に長らく留まっていました。

日野氏:ええ、そうですね。興行収入ベースで17億円(2月取材時点)を超えていますので、大ヒットです。これは本当によかったなと思っています。

 映画に合わせて12月16日に発売した『イナズマイレブン3 世界への挑戦!! ジ・オーガ』も好調で、2010年7月に発売した同シリーズの『スパーク』『ボンバー』を加えた「イナズマ3」シリーズ3本を合わせると、トータル150万本以上を出荷しています。

 こうしたものも含め、発売したソフトは順調に売れて、展開した方策はきちんと順調に進んだ、潤沢な結果を出せた年でした。

興行収入が17億円を突破した『劇場版イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』(画像クリックで拡大)

日野社長の予想を超えたヒットとなった『イナズマイレブン3 世界への挑戦!! ジ・オーガ』(画像クリックで拡大)