ファン待望の『モンスターハンターポータブル 3rd』を2010年末に発売するカプコン。今年のゲーム市場で大きな存在感を示すことは容易に予測できるが、同社が取り組んでいるのは、こうした既存シリーズのコンシューマ事業だけではない。オンラインをはじめ、iPhoneやiPad向けゲーム、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)向けのソーシャルゲームにも本格的に力を入れていく。そんなカプコンの戦略について、同社の辻本春弘社長に話を聞いた。
(聞き手:中村均)
――2009年度を振り返ってみていかがでしたか。
辻本氏:シリーズタイトルが大きく貢献した年でした。特に『モンスターハンターポータブル 2nd G』が引き続き好調です。2008年3月の発売から約2年経ちますが、2009年度も廉価版『モンスターハンターポータブル 2nd G PSP the Best』が100万本以上のセールスを記録しました。
このように長期にわたって購入されるということは、カプコンのゲーム作りがユーザーの方々に評価された結果だと受け止めています。もちろん、その間に「モンスターハンターフェスタ」などのイベントで話題づくりを仕掛けたことや、営業部門も継続して店頭での“売り場作り”を実施してきたことも、売り上げに大きく寄与していると思います。
――そのほかのタイトルはどうでしょう。
辻本氏:『バイオハザード5』(2009年3月発売)のリピート販売も好調でした。2010年2月18日には追加エピソードなどを盛り込んだ『バイオハザード5 オルタナティブ エディション』も発売しており、こちらも2009年度の売り上げに貢献しています。1つのタイトルを継続的に販売するビジネス手法が本格的に根付いたと言える年でした。











