重い資料やパソコンを持ち歩くビジネスマンにとって、キャスター付きのバッグは強い味方。愛用している人も多いだろう。ところが、久しぶりの国内線出張という時に、このビジネスキャリーがトラブルとなるケースがある。すでにご存じの方も多いと思うが、2009年12月1日から国内全航空会社で手荷物に関するルールが統一され、規定サイズを超える手荷物の機内持ち込みができなくなったのだ。これまで大丈夫だったビジネスキャリーバッグでも、持ち込めなくなったものがある。

 この制限は、ハンドルやキャスター等を含んだ全体のサイズに適用されるので要注意。手荷物検査機にサイズを確認するゲージが装着され、厳格にチェックされている。そのため、これまで使っていたキャリーバッグのハンドル部やキャスターがはみだしたり、ひっかかってしまうケースがある。新たにビジネスキャリーを購入する場合も、機内持ち込みしたい場合は注意が必要だ。まだ一部のネットショップや小売店の店頭で、以前の情報のまま、“機内持ち込み可”と表示されているケースが見受けられるからだ。サイトで購入する場合は、ハンドルやキャリーなどまで含んだサイズ表示かどうか、店頭では実寸をよく確認することが大切だ。

 Carryingcase.netを運営する、ビジネスバッグに詳しいMJSOFTの長門英明氏によると「空港によっても微妙な違いがあり、行きは持ち込めたのに、帰りは持ち込めなかったというケースもあるようです。構造にもよりますが、かばんは中の荷物の入り具合によって膨らんだりすることがあるので、何センチか余裕のあるサイズを選んだ方がいいかもしれません」とのこと。たしかに、ソフトタイプのキャリーバッグは、外側ポケットに資料を詰め込んだりすると、パンパンになってしまうことがある。バッグによっては、幅を広げる拡張機能をもったものもあり、荷物が増えた場合にはたいへん助かるが、購入時には拡張していない通常幅だけでなく、最大幅も確認しておく方が安心だろう。