アイアンのヘッド形状は大きく分けて2つ。フェースの裏側が凹んでいるキャビティバックとフェースが板状のマッスルバックがある。一般に初級から中級向けのキャビティアイアンは、ソールが厚めでフェースが大きく、スイートスポットも大きくミスに強い。また低重心に設計されているのでボールが上がりやすい。同じキャビティでも、打感や操作性にこだわった中・上級者向けのアイアンは小ぶりに設計されているなどバリエーションも豊富。アベレージゴルファーはよりやさしさを追求したモデル、アスリートゴルファーやプロでもやさしく使えるモデルなど、キャビティバックのアイアンが主流になっている。各社のニューモデルを見てみると、ここ数年の傾向だがキャビティタイプでフォージドアイアンが増えているのがわかる。軟鉄特有の柔らかい打感を好む傾向は日本人に多いようで日本専用仕様として発売されているものもある。
※フォージドアイアン=軟鉄鍛造アイアン。ソフトな打感が特徴とされる
大きなトピックといえば、アイアンのフェースの溝規制が2010年から施工されることだろう。溝の形状や深さなどに制限が設けられ、いわゆる角溝と呼ばれるクラブはルール不適合となる。これはウェッジやショートアイアンのスピン量を抑制するための措置。ただし、この規制が来年から適用されるのはプロの試合のみで、一般のアマチュアに関しては2024年まで使用できる。
問題はメーカーが角溝ウェッジを作れなくなることだ。クラブメーカーは2010年末まで現行の角溝モデルの製造が認められているが、2011年以降は新しい規制に適合したモデルのみ製造可能となる。
溝規制に注目して2010年モデルのアイアンを見ると、メーカーの対応はさまざま。新・ゼクシオアイアンなど新ルールに適合したものが多いが、旧溝のモデルもまだ見られる。特に影響が大きいウェッジでは、逆に旧溝タイプが多いようだ。











