2009年、AR(拡張現実)の技術を利用したiPhone用アプリ「セカイカメラ」が大ブレイクした。iPhoneのカメラ機能を起動して周囲にかざすと、建物など特定の場所に文字や画像などの情報(エアタグ)が合成表示されるものだ。

 セイコーエプソンは、ARを利用した無料の年賀状作成サービス「3D年賀状」を12月7日から期間限定で開始した。3D年賀状作成用サイトにアクセスし、案内に沿って簡単な作業を進めるだけで、虎をイメージしたマーカー(目印)が埋め込まれた年賀状が作成できる。

セイコーエプソンの「3D年賀状」。すべての作業はWebブラウザー上でできるので、専用アプリケーションをインストールする必要はない(画像クリックで拡大)

レイアウトはこの2種類から選べる。黒い枠で囲まれた虎の模様が、ARを実行する際の目印となる「マーカー」だ(画像クリックで拡大)

まず、入れたい写真を選択する。拡大・縮小や回転ができるので、うまく合わせよう(画像クリックで拡大)

表示時に飛び出す絵柄を選択できる。効果を再現したプレビュー画面が表示されるので、確認しながら選んでいけばよい(画像クリックで拡大)

受け取った人がARを表示するために使うキーワードを設定する。標準ではランダムな文字が割り当てられるので、基本的に変える必要はない(画像クリックで拡大)

完成したら、あとはプリントするだけでよい。宛名面のプリント機能は持たない(画像クリックで拡大)

 年賀状を受け取った人は、3D年賀状閲覧用サイトにアクセスし、パソコンに接続したWebカメラにマーカーをかざせばよい。マーカーの部分に虎の3Dグラフィックスが重ねて表示され、年賀状の向きや傾きに合わせてグラフィックスも動く仕組みだ。

年賀状を受け取った人は、はがきに記載されている閲覧用サイトにアクセスする。効果を楽しむためにはWebカメラが必要となるので、あらかじめ接続しておこう(画像クリックで拡大)

Webカメラで撮影した映像の中心に、虎のマーカーが表示される。年賀状のマーカーを合わせるようにする(画像クリックで拡大)

マーカーを認識すると、その部分から虎のCGが飛び出してくる。しばらく待つと、送信者が作成した顔写真入りのメッセージが現れる。ハガキを動かしたり傾けると、あたかもハガキの上に載っているように虎のCGも動くのがおもしろい(画像クリックで拡大)

 レイアウトは2種類からしか選べず、バリエーションに乏しいのが欠点だ。だが「届いた年賀状を見る楽しさ」と「ARの演出を見る楽しさ」で2倍楽しめるのが魅力。一歩進んだ未来の年賀状を送って、新しモノ好きの知人を驚かせてみては?

 作成可能な期間は2009年12月8日〜2010年1月31日。閲覧は2010年2月28日まで可能。作成・閲覧ともに利用は無料。