歩行者や電動バイクとのコミュニケーション機能も提案

シンプルな造形のインストルメントパネル(画像クリックで拡大)

 インテリアはシンプルに徹して軽量化を追求。インストルメントパネルには大きな丸形コンビメーターと、カーナビなどの情報を映し出す液晶モニターを装備する。メッシュ地の薄型軽量シートバックは100%リサイクル可能な素材を使用、脱着式で違うデザインへの着せ替えもできる。

室内装備も簡素化して軽量化を追求した(画像クリックで拡大)

軽量なメッシュ地の薄型軽量シートバックは脱着式で付け替えが可能(画像クリックで拡大)

 電気自動車としてのパッケージだけでなく、同じ路上を共有する歩行者やバイクとのコミュニケーション機能も提案している。ETCやカーナビのVICSなどに使われている、ITS(高度道路交通システム)の車車間通信機能を利用したものだ。

 同時に参考出展された、歩行者用のコミュニケーションツール「LOOP(ループ)」のスイッチを押して、交差点などで「わたたい」という情報を発信すると、EV-Nの液晶モニターにその情報を表示。ドライバーがボタン操作で「どうぞ」と返信すると、LOOPの液晶画面に表示され、光と振動で歩行者に合図する。

歩行者用のコミュニケーションツール「LOOP(ループ)」(左)のスイッチを押して「わたりたい」という情報を発進すると、EV-Nの液晶モニターにその情報が表示される。ドライバーはスイッチを操作して「どうぞ」と返信できる(画像クリックで拡大)

 さらに、フロントグリルやサイドミラー、リアゲートに内蔵したランプの発光パターンでも、歩行者に合図を送る。パッシングライトやハザード点灯のような、現在でも慣例的に使われているコミュニケーション手段を一歩推し進めて、確実に意思の疎通ができるようにしたものだ。この機能は同時出展の電動バイク「EV-Cub(EVカブ)」や、電動パーソナルモビリティ「EV-MONPAL(EVモンパル)」とも互換性があり、相互通信ができる。

(文/いとう洋介)

フロントグリルに内蔵したランプの発光パターンで、歩行者に合図を送れる。サイドミラーやリアゲートにも同様の機能がある(画像クリックで拡大)

電動バイクのコンセプトモデル「EV-Cub」は、前輪と後輪の軸受け部にインホイールモーターを内蔵。ヘッドライト周辺やドアミラーにLEDリングを装備して視認性をアップ(画像クリックで拡大)

1人乗りの電動パーソナルモビリティ「EV-MONPAL」。メーターパネル左右に「渡ります」「ありがとう」のメッセージを送るボタンがある(画像クリックで拡大)