最大出力560PS、最高速度325km/h、そして市販予定価格3750万円程度。この非現実的な数字は、2009年10月21日に東京モーターショーの会場で世界初公開された「レクサスLFA」のもの。フェラーリやポルシェなどのスポーツカー専業メーカーでも、ハイエンドクラスに相当するスペックと価格だ(詳しくは別記事を参照)。
9年前の2000年、「世界に誇れるトップレベルのスーパースポーツを作りたい」という理念を掲げ、レクサスLFAの開発プロジェクトは立ち上げられた。その間に、原油価格の高騰や世界的な景気後退によって、クルマと自動車メーカーを取り巻く環境は大きく変わった。
多くの自動車メーカーが、燃費が悪い高性能車の開発や生産を取りやめ、ハイブリッド車や電気自動車などのエコカー開発に力を注いでいる。例えばホンダが、フラッグシップスポーツ「NSX」後継車の開発を中止し、F1からも撤退したのは記憶に新しい。
ハイブリッド車の開発で世界の先陣を切るトヨタも、エコカー開発重視の姿勢は変わらないはずだ。だがレクサスLFAは、開発中止の憂き目にあうこともなく、東京モーターショーの晴れ舞台に登場した。











