マツダは東京モーターショー2009に、燃費・環境性能を大きく向上する「マツダ・SKY(スカイ)コンセプト」を採用した次世代エンジンと次世代AT、そしてコンセプトカーの「マツダ清(きよら)」などを出展する。次世代エンジン2基は、従来技術の積み重ねによって燃費を大きく改善したもので、11年から主力車種に投入していく予定だ。

スカイコンセプト採用の次世代エンジン。左が2Lガソリンの「SKY-G(スカイ・ジー)」、右が2.2Lディーゼルターボの「SKY-D(スカイ・ディー)」(画像クリックで拡大)

次世代ATの「SKY-Drive(スカイ・ドライブ)」は高効率の6速AT(左)。スカイコンセプトを採用したコンセプトカーの「清」も出展(右)(画像クリックで拡大)

 ガソリン直噴システムを採用する2L 4気筒の「マツダ SKY-G(スカイ・ジー)」エンジンは、燃焼室やポート形状の改良、フリクションロス低減などの地道な改良を積み重ねた。マツダの現行2Lエンジン比で燃費と出力(トルク)を約15%改善し、同社の「アクセラ」クラスの車両に搭載した場合で、1クラス下の現行デミオ並み(10-15モード20~23km/L、1.3L FF CVT車)の低燃費を実現する。

ガソリンやディーゼルなどの内燃機関にはまだ改善の余地がある(左)。マツダはスカイコンセプトでまずベースとなるエンジン本体の効率を向上してから、さらにハイブリッドなどの電気デバイスを付加してさらに燃費を向上させていくプランだ(右)(画像クリックで拡大)

コンセプトカーの「清」は、SKY-G 1.3Lエンジンと減速エネルギー回生ブレーキ技術の組み合わせで、ハイブリッド並みの10-15モード燃費32km/Lを実現する(画像クリックで拡大)

2LガソリンのSKY-Gエンジンは排気効率が良い等長エキゾーストマニホールドを採用(左)。燃費はマツダの現行ディーゼルエンジン並みの15%改善、出力(トルク)は現行2Lガソリンエンジンと比べて全域で15%以上の向上を達成した(右)(画像クリックで拡大)