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田中邸への溝口さんの提案
元気なうちに、1階ですべての生活をこなせるように準備

自宅の前に立つ田中さん夫妻(特記以外の写真:安川千秋)(画像クリックで拡大)

既存1階平面図(イラスト:笹沼真人)(画像クリックで拡大)

 田中さん夫妻は、現在60歳代。夫が定年退職を迎えたころから、いま暮らす2階建て住宅に住み続けるか、マンションや老人ホームに移り住んだほうがいいか、悩み続けてきたといいます。なぜなら、妻が変形股関節症を患って、歩行が少し不自由になってきたからです。室内の1cmに満たない段差につまずいたり、踏み面に手をついて体を支えながら階段を上ったりしている状況です。

 「本音では、これからもずっとこの家に夫婦で暮らしていきたい。でも、どこをどうリフォームすればいいのかわかりません」と妻は話します。家は築30年を迎えて老朽化が目立ち始め、設備機器が古くなっていることも、一層住みにくさを感じさせるようです。

 高齢者住環境研究所の溝口千恵子さんは田中さん夫妻の話を聞き、「大丈夫。リフォームすれば、身体が不自由になっても住み続けられますよ」と、田中さんを元気付けます。

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