画像の解像感をワイド端と広角端で比較

 今回試用したカメラは、すべてのモデルで1000万画素オーバーの撮像素子を採用している。高倍率ズームレンズは、広角から望遠までを実現するために、どうしてもレンズの作りに無理が生じることが多い。そこで、ワイド端とテレ端で撮影し、解像力をチェックしてみることにした。

 テストは、解像感の違いが現れやすい木立を被写体として撮影。特定の部分を等倍で切り出して比べてみた。それぞれのカメラで焦点距離が違うので、切り出す範囲も若干異なっている。

ワイド端(広角端)での画質をチェック

 まず、ワイド端からチェックしてみよう。PowerShot SX200 ISは解像感が高く、無理なシャープネスもかけていない印象だ。DMC-TZ7も解像感は高いのだが、シャープネスを強くかけて解像感を出している印象だ。全体的に、ディテールがざらざらした印象になってしまっている。リコーのCX1もややシャープネスが強いようだ。

 COOLPIX S630とμ-9000は似た傾向で、やや像が甘い印象だ。空と葉の境界が溶けてしまっているのは、レンズの光学性能による結果だろう。

ワイド端で撮影した赤枠付近を、それぞれ200×200ドットのサイズで切り出した(画像クリックで拡大)

ニコン「COOLPIX S630」
(37mm相当)

リコー「CX1」
(28mm相当)

オリンパスイメージング「μ-9000」
(28mm相当)

キヤノン「PowerShot SX200 IS」
(28mm相当)

パナソニック「LUMIX DMC-TZ7」
(25mm相当)

テレ端(望遠端)での画質をチェック

 テレ端では、μ-9000がISO400まで増感され、ノイズ低減処理のおかげで解像感が著しく下がってしまった。同じISO400まで増感されたPowerShot SX200 ISは、ノイズ処理がだいぶきれいだが、レンズの光学性能のせいか全体にぼやけた印象になった。COOLPIX S630でも同様に若干ボケた印象がある。

 DMC-TZ7はシャープネスが強いこともあり、ボケた印象は見られない。DMC-TZ7はテレ端での画質がチューニングされている可能性もあるだろう。CX1はISO154の低感度にもかかわらず、若干ノイズ処理の痕跡が見える。シャープネスも強いようで、画像が荒れてしまっている。

テレ端で撮影した赤枠付近を、ワイド端と同様に200×200ドットのサイズで切り出した(画像クリックで拡大)

ニコン「COOLPIX S630」
(260mm相当)

リコー「CX1」
(200mm相当)

オリンパスイメージング「μ-9000」
(280mm相当)

キヤノン「PowerShot SX200 IS」
(336mm相当)

パナソニック「LUMIX DMC-TZ7」
(300mm相当)