iPhoneがケータイに比べて劣っている点とは?

 一方で、通話や携帯電話同士のメールなど、一般的な携帯電話と比べて劣っている点も少なくない。通話や通信の電波感度は、同じソフトバンクのシャープや東芝の携帯電話と比べても明らかに弱い。屋内で周囲のソフトバンクユーザーが快適に通話やメールを行う中、iPhoneだけ圏外という状況もざらにある。

 電波感度の弱さは移動中のバッテリー消費にも悪影響を及ぼしており、朝外出してiPod機能やネットをそこそこ利用すると、夜帰宅するころにはバッテリーを8割以上消費していることも珍しくない。

 また、ソフトバンクは2009年4月時点で3.6Mbpsでの高速通信が可能な3Gハイスピードエリアを、首都圏・名古屋・京阪神エリアと全国主要都市レベルまでにしか拡大しておらず、地方ではフルブラウザなどの速度が大幅に落ちることがある。地方のユーザーがiPhoneを購入する場合、利用地域が3Gハイスピードエリア内であるかどうかも注意しておいた方がいいだろう。

 このほか、ソフトバンクが提供する「Eメール(i)」の着信通知が解りづらいうえに余分な操作を必要とすることや、接写や暗所撮影に弱いカメラ、文字のコピー&ペースト非対応など、日本の携帯電話ならできて当たり前と感じる機能が実現されていない。今年夏に改善されるコピー&ペーストのように発売後のアップデートで搭載される機能はあるものの、カメラの性能やおサイフケータイを搭載していないなど、ハードウエアにかかわる部分は改善のしようがない。

 iPhoneは日本の一般的な携帯電話と違い、インターネットやPCとの連携機能、iPod機能は優れている。だが、日本の携帯電話では当たり前の通話や携帯電話同士のメール機能が使いづらいほか、日本独自のサービス対応という点で劣っている。記事前半で一般的な携帯電話とiPhoneの2台持ちをお勧めしたが、それはここで説明した理由によるものだ。

■一般的な携帯電話とiPhoneの違い
携帯電話 iPhone
音声通話
携帯メール
携帯サイト ×
ワンセグ・おサイフ ×
音楽再生
フルブラウザー
PCメール
スケジュール同期