現在、家電量販店の店頭に行くとソニー、パナソニック、シャープ、三菱電機など各社のBDレコーダーが並んでいる。一見するとどれも同じように見えてしまうのだが、価格は10万円以下から20万円台まで幅広い。これらの製品の特徴は、どのように把握していけばいいのだろうか。

 最初に知っておきたいのは、BDレコーダーの基本性能は2番組同時録画が可能になる「ダブルチューナー搭載」の有無と、録画時間を左右する「HDD容量」の2点で決まることだ。現在発売されている製品では、シングルチューナーのモデルは10万円を切るモデルが中心となっている。ラインアップとしてはダブルチューナーモデルが主流で価格帯も幅広く、HDD容量ごとにバリエーションを展開している。

 BDレコーダー各社のラインアップは、どのような守備範囲になっているのか。各社の傾向をざっくりとつかんでから、メーカーごとの特徴の解説に移りたい。

   シングル録画 ダブル録画
モデル名 HDD
容量
モデル名 HDD
容量
ソニー
BDZ-T55
320GB
BDZ-T75/BDZ-A750
/BDZ-A950
/BDZ-L95
/BDZ-X95/BDZ-X100
320GB
/500GB
/1TB
パナソニック
DMR-BR630V
/DMR-BR550
250GB
/320GB

DMR-BW950
/DMR-BW850
/DMR-BW750
320GB
/500GB
/1TB
シャープ
BD-HDS32

/BD-HD22
/BD-HDV22
250GB
/320GB

BD-HDW40/BD-HDW35
/BD-HDW32
/BD-HDW30
/BD-HDW25/BD-HDW22
250GB
/320GB
/500GB
/1TB
三菱電機 なし なし DVR-BZ210/DVR-BZ110
/DVR-BF2000
250GB
/500GB
パイオニア なし なし BD-WD900/BD-WD700 500GB
/1TB
日本ビクター なし なし DR-BX500 500GB

 2009年春のソニー、パナソニック、シャープ、三菱、パイオニア、日本ビクターと全6メーカーのHDD内蔵BDレコーダーのラインアップ見取り図を見ると、新モデル(表中の太字)以外の製品がいくつか含まれていることに気付くと思う。実は、BDレコーダーの新製品が一気に発売されるのは毎年秋というのが定着していて、春モデルは一部モデルチェンジだったり、古い機種を併売していたりと製品ラインアップは複雑になっている。

 グループは、デジタルチューナーを1基だけ搭載するシングルチューナー機を「エントリーモデル」、ダブルチューナー機を「メインストリーム」と分けてみた。基本的にシングルチューナー機は各社とも最も手ごろなモデルとしてラインアップしており、10万円を切る価格帯が中心だ。ダブルチューナー機のスペックはメーカーごとにさまざまで、ハイエンド機になるとHDD容量が1TBにもなる。500GB程度のモデルには、HDD容量が同じでビデオカメラ連携などの機能面で差別化したモデルをラインアップするメーカーもある。

 チューナーの数とHDD容量の大まかな傾向をつかんだら、続いて各社のラインアップとシリーズの特徴を解説していこう。