いつでもどこからでもインターネットを利用したい! そんな要望に応えてくれるのが「データ通信」サービスだ。3Gケータイ(第3世代携帯電話)などの通信網を利用して、パソコンをインターネットへと接続する。データ通信を利用する魅力はどこからでもネットに接続できることだ。パソコン本体だけでは、ハードディスク内に保存したファイルの閲覧や編集が関の山。しかし、データ通信を利用することで、パソコン活用の幅は大幅にアップする。既にパソコンとインターネットは切っても切れない関係になっているため、モバイル化でパソコンを使うにも、ネット接続サービスへの加入が不可欠なのだ。

 モバイル下でのネット接続サービスには「公衆無線LAN」という選択肢もあるが、こちらは急なネット接続には向いていない。理由は単純で、エリアが限られているためだ。公衆無線LANは、その名称からも分かるように無線LANと同じ仕組みを使っている。このため、通信エリアはアクセスポイントを設置しているファーストフード店や駅構内など、特定の場所に限られる。もし、急な仕事でメールチェックをしなければいけないとき、その場でネットに接続することはできない。必ず最寄りのエリアを探す必要があるため、いつでも利用できるネット接続サービスとはいえないのだ。

 昨年以降、データ通信サービスへの注目度が高まった。背景には、5万円パソコンと呼ばれる低価格ミニノートブームがあげられる。高額だったモバイルノートが安価で手に入るようになり、パソコンを自宅外で利用することが容易になっている。さらに拍車をかけたのがデータ通信端末とのセット販売だ。イー・モバイルを始め、データ通信端末とセットでパソコンを購入すると受けられる割引サービスに影響で、パソコンと一緒にデータ通信サービスへと加入する人が急増した。さらに利用者が増えたことで、データ通信サービスを手がけるキャリアも、データ通信サービスへの新規参入・サービス拡充を進めている。

 今からデータ通信サービスへ加入するなら、どのキャリアを選んだらいいのか。キャリア別のサービス内容と必要なコスト。そもそもデータ通信サービスを利用するべきかどうか? 勢力争いが激化している今だからこそ知りたい、「データ通信サービス選びのポイント」を解説していこう。

パソコンのモバイル利用に欠かせない「データ通信サービス」。エリア内にいれば、屋外からメールチェックやウェブの利用できる(画像クリックで拡大)

昨年登場した「100円パソコン」。イー・モバイルのデータ通信端末とセット販売することで、本体価格を約4万円割り引く(画像クリックで拡大)