美しい桜を撮りに出かけた際、あいにくの雨模様になってしまうこともある。いろいろなテクニックを駆使しても、雨ではどうしても暗く寂しい雰囲気になってしまうのは仕方がない。

 しかし、夜ならば晴れでも雨でも条件はそれほど変わらない(足元が悪い、傘を持ちながら撮影しなければならない、といったことは我慢する必要があるが)。「天気が悪いならば、あえて夜桜を狙ってみよう」というのが今回のアドバイスだ。

 桜の名所といわれる場所では、日没後もライトアップされた桜を楽しめるところが多い。これを狙って撮影しようというわけだ。もっとも、あまりに雨が激しいとライトアップが中止になってしまう場合もあるので、事前に中止の条件などを調べておきたい。

三脚はぜひ用意したい。使うデジカメの機能制限も事前に要確認

 夜は周りが暗くなるので、照明でライトアップされた桜はものすごく明るく感じる。だが、日中の明るさに比べれば、実際はとても暗い。手持ちではどうしてもブレてしまうため、できれば三脚を用意したい。

 三脚が使えるならば、できれば感度は低く抑え、よりよい画質で撮影したいところ。感度の設定はオートは使わず、なるべく低い数字をマニュアルで選んだ方がよい。

カメラを三脚に据えて、ライトアップの光を生かして撮影。暗闇の中に桜が浮かんでいるような雰囲気で写せた。雨が結構降っていたが、夜ならばそんな暗さを感じない(FinePix F200EXRで撮影、ISO400、1/4秒、F3.3)(画像クリックで拡大)

 カメラによっては、シャッタースピードの低速側の限界が高めに設定されている機種がある。あまり感度を下げすぎると、シャッタースピードが限界に達し、画像が暗くアンダーになってしまう。撮影モードによって、設定できるシャッタースピードの下限が変わる機種もある。自分のカメラがどうなっているのか、撮影前によく確認しておきたい。