ハイビジョンビデオカメラの2009年春モデルが続々と登場し始めた。その記録メディアに注目すると、60GBオーバーの容量で長時間録画が可能なHDD内蔵タイプ、小型・軽量化を図りながら32GBクラスまで容量を充実させてきたフラッシュメモリータイプと、2つのタイプが大きなシェアを占めている。

  ソニー
ハイビジョンハンディカム
シリーズ
キヤノン
iVISシリーズ
パナソニック
カード愛情サイズ
フルハイビジョンシリーズ
日本ビクター
Everioシリーズ
HDDモデル
HDR-XR520V/ XR500V/XR100

HG21(08年8月モデル)

HDC-HS300/ HS200

GZ-HD320/ HD300
HDD容量 240/120/80GB 120GB 120/80GB 120/60GB
メモリーモデル
HDR-CX120

HF S10/HF20

HDC-TM300/ SD200

GZ-HM200
メモリー容量 内蔵16GB+8GB同こん 内蔵32GB 内蔵32GB/8GB同こん 8GB×2 同こん

 撮影できる映像は、昨年モデルで全メーカーがフルHD(1920×1080)撮影に対応し、顔認識機能も標準搭載となった。今年はソニーが撮像素子に約415万画素の「裏面照射CMOSセンサー」を採用、キヤノンは約601万画素CMOSセンサーを搭載して光学系を一新するなど、心臓部から画質の改善に取り組んでいる。顔認識も追尾機能を搭載するなど、汎用性を増している印象だ。

 現在、店頭に並んでいる2009年モデルは、ソニー、キヤノン、パナソニック、日本ビクターの4メーカー。各社のラインアップの違いをまとめて整理していこう。

ソニー「ハイビジョンハンディカムシリーズ」

 ハイビジョンビデオカメラで人気機種を多数擁するソニーは、この春に世界初の裏面照射型を採用した「“Exmor R”CMOSセンサー」搭載のフラッグシップ機種から、HDD内蔵のスタンダードモデル、メモリータイプの小型モデルまでフルモデルチェンジしている。

 最上位のHDR-XR500V/520Vは、裏面照射型を採用した”Exmor R”CMOSセンサー搭載で暗部の撮影性能を劇的に改善。さらに世界初のGPS内蔵で、撮影場所の地図表示に対応するなど、デジカメの最新トレンドも取り入れた。手ブレ補正機能の「アクティブモード」の効き目も、歩きながらビテオを普通に撮影できるほどにの働きだ。「顔認識機能」(顔キメ ビデオ)の先駆けメーカーで、上位機種以外でも顔認識の信頼性が高い。全機種タッチパネル操作を採用しており、マニュアルなしでも扱いやすい。そのほか、笑顔を自動的に認識して静止画を撮影してくれる“スマイルシャッター”機能など、操作性・多機能ぶりは抜群だ。画質・機能のすべてを充実させたオールマイティーさがウリのモデルと言える。

●違いの見極め方はコレだ!
機能てんこ盛りの高画質HDDモデルと、小型軽量メモリーモデルなどをラインアップ

 XR520V/XR500の2モデルは“Exmor R”CMOSセンサーやGPSといった最先端機能を搭載しており、その違いはHDD容量のみ。最長時間ならXR520V、最高画質を求めながらも予算を抑えたいならXR500Vが狙い目だ。

 XR100/CX120は画像回路や機能などを絞ったエントリー向け。ハイエンドモデルと画質・機能の差は大きいものの、操作性などの持ち味はそのままだ。CX120は小型で実売9万円台と手ごろな価格なので、予算重視の選択肢としてはアリだろう。

●ソニー「ハイビジョンハンディカムシリーズ」 2009年春モデル

ソニー HDR-XR520V
記録媒体HDD/メモリースティックセンサー1/2.88型“Exmor R”CMOS 663万画素
内蔵容量240GB録画時間約29時間10分(FHモード)
ズーム光学12倍撮影時重量約590g
ソニー HDR-XR500V
記録媒体HDD/メモリースティックセンサー1/2.88型“Exmor R”CMOS 663万画素
内蔵容量120GB録画時間約14時間30分(FHモード)
ズーム光学12倍撮影時重量約580g
ソニー HDR-XR100
記録媒体HDD/メモリースティックセンサー1/5型“Exmor” CMOS 236万画素
内蔵容量80GB録画時間約9時間40分(FHモード)
ズーム光学10倍撮影時重量約410g
ソニー HDR-CX120
記録媒体内蔵メモリー/メモリースティックセンサー1/5型“Exmor” CMOS 236万画素
内蔵容量16GB録画時間約1時間55分(FHモード)
ズーム光学10倍撮影時重量約330g