中古カメラ店の魅力は、私たちが商品を買うだけではない。使わなくなったカメラやレンズをお店に買ってもらう「買い取り」も利用できるのだ。新しいカメラを買う際に不要なカメラを下取りに出せば、出費を抑えられる。

中古ショップの多くは、不要なカメラやレンズを買い取っている。マップカメラの場合、都庁に近い2号店に買い取りコーナー(トレードセンター)がある(画像クリックで拡大)

マップカメラのトレードセンター。週末は混雑することもあるので、査定が終了するまで周囲のショップなどを見て歩き、しばらくして戻るのがお薦めだ(画像クリックで拡大)

中古ショップの買い取りには「買い取り」と「委託」がある

 中古ショップにカメラなどの機材を買い取ってもらう場合、大きく分けて「買い取り」と「委託」の2種類がある。

 「買い取り」は、文字通りお店にカメラを買い取ってもらう方法で、売り主はその場で代金をもらって終わりになる。「委託」は、売り主の所有のまま店に商品を並べて売ってもらう方法だ。売れた場合は、代金の一部が販売手数料として差し引かれる。販売価格は所有者が決定できる。

 店頭に並んだ中古品のうち、特に表示のないものは「買い取り」で買い取った商品だが、一部に「委託」と書かれたものも見つかるはず。これが委託販売の商品で、保証などが一般の商品と異なる。

一般の中古商品のタグ例。店頭に置かれているのは、ほとんどがこのタイプの商品だ(画像クリックで拡大)

委託商品のタグ例。マップカメラの場合、タグの右上に「受託」書かれている。一般の中古品と違って、販売店の保証がない(画像クリックで拡大)

 「買い取り」と「委託」の違いや、それぞれのメリット&デメリットは何なのだろう? 「買い取りはその場で現金化できるので手軽だし、買い替え(下取り)ならば買い取り金額をアップできるのがメリット。委託は買い取りよりも高く売れることが多い半面、いつ売れるか(現金化できるか)が分からない点が欠点として挙げられる。新機種だと相場が変動しやすいので、売り時を逃がしてしまう可能性もある」(マップカメラ/木村昌之氏)と解説してくれた。

 カメラやレンズをショップに買い取ってもらう場合、基本的には「買い取り」を考えればよいだろう。もし買い取り価格に納得いかなかったら「委託」を検討してみるのもよい。

 委託が威力を発揮するのは、マニアックな商品を売りたい場合だ。中古相場は、基本的に発売からの時間経過と人気の度合いで決まる。だから、古くて一部のマニアにしか人気のない商品は、その価値が買い取り価格に反映されにくい。

 多少時間がかかっても絶対に売れる自信があるならば、委託を選択すべきだろう。ただし、売れる・売れないかの判断力は店の方がはるかに上だから、店員としっかり相談してから決めたい。