出張&モバイルに役立つシリーズの第2弾として、各種のオンラインサービスを紹介しよう。モバイルノートは、ハードディスク容量が少ないケースが多く、オンラインストレージを活用するのが効率アップの鍵になる。会社で利用しているメーンマシンとのデータ同期にもオンラインサービスが活躍する。

DropBoxで常にメインマシンと同期する

 米DropBoxの「DropBox(ドロップボックス)」は、最近かなり話題になっているオンラインストレージサービスだ。今回は、モバイルに活用するという観点で記事を構成するので、ファイルのシェアなどいくつかの機能はばっさり割愛し、データの同期を中心に説明していくことにしよう。

 多くのユーザーが、会社にあるデスクトップやメーンのノートと、モバイルノートのデータの同期に困っているだろう。解決策はいろいろとある。最も基本的なのはネットワーク経由でデータをコピーしていく方法だろう。外出先で利用しそうなファイルを出かける前にコピーするわけだ。最も古典的な方法なのだが、コピーを忘れると始末に負えない。

 そこで僕は、外出先から自宅のパソコンにアクセスしてファイルを利用する環境を構築した。まあ、これも悪くないのだが通信回線が遅いと、ファイル探しだけでもイライライラする。

 こんなジレンマの多くを解決できるのがDropBoxなのだ。いわゆるオンラインストレージなのだが、便利なのがフォルダーを自動で同期する機能を持っていることだ。

DropBoxは専用のツールをダウンロードして、アカウントを取得すれば使い始められる。2台目のパソコンからも同様にツールをダウンロードして、IDとパスワードを入力すればファイルのシェアが可能だ

DropBoxがモバイルに向く理由

 ドロップボックスのアカウントを作ると、Web上で利用できる一般的なオンラインストレージサービスを使える。ローカルのパソコンに専用のツールがインストールされ、マイドキュメントに専用のフォルダーも作られる。このフォルダーの中に入れたファイルやフォルダーは、自動的にオンラインのストレージと同期されるのだ。

 会社から出かける際には、このフォルダーにファイルをコピーしておけばよい。アップロードという考え方も不要で、当然だが、パソコンを起動しておけば、コピーの完了を見届ける必要もない。

 外出先では、インターネットにアクセスすると自動的にデータの同期が始まる。かかる時間はファイルの容量や通信回線の速度にもよるが、例えばイーモバイルの回線なら十分に実用的だ。外出先でいきなりファイルを扱う作業をしようと考えるとやや待たされることになる。だが、例えばメールを見たりWebで調べごとをしていれば、裏で勝手に同期してくれるのでファイルは即扱える。

Web上ではこのようにファイルを一覧で表示できる(画像クリックで拡大)

ローカルにも専用のフォルダーが自動的に作られる