第81回アカデミー賞を余すこところなく紹介する今特集。第1弾ではノミネート作品を一挙に紹介。第2・3弾では、作品の解説や予想を行ってく。ラストは、2月22日(日本時間は23日)の受賞後に総論として結果をお伝えする。 今年はどのようなサプライズが待っているのか、全米映画賞レースのクライマックスにして、ハリウッド最大のお祭りに注目だ。

(文/相馬学)

アカデミー賞とは?

 “世界で最も権威がある”といわれるアカデミー賞の選考や授与は、映画芸術科学アカデミーと呼ばれる団体に所属する会員の投票によって行われる。映画芸術科学アカデミーは、映画産業の芸術と科学の発展を目指すもので、監督やプロデューサー、俳優など映画産業への貢献が認められた業界人たちによって結成されている。

 ビバリーヒルズとロサンゼルスを本拠地とし、会員数は現在6000人弱と言われている。多くはハリウッドの業界人であることから、アカデミー賞は映画製作の現場に携わる人々が、仲間を讃える賞でもあるのだ。外国人記者の投票で決まるゴールデングローブ賞や、多くの批評家協会賞とは性質が異なる。

 賞は、作品賞をはじめ主演男優・女優賞や脚本、美術などのスタッフを対象にした全24部門の賞を決定する。基本的には、その年の最高作品を決める“作品賞”が一番最後に発表される。

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