今回は「番外編」として、パナソニックのマイクロフォーサーズ対応デジタル一眼「LUMIX DMC-G1」と、ハイエンドコンパクトデジカメ「LUMIX DMC-LX3」による紅葉撮影リポートをお送りする。画質や操作性の面ではフルサイズデジタル一眼にはかなわないが、それらの機種にはない魅力も多い。それぞれの特徴を理解したうえで併用すれば、紅葉撮影の幅が広がること請け合いだ。


パナソニック

LUMIX DMC-G1

実売価格:7万9800円(ボディー)


使用レンズ:
LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.、
LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.

 パナソニックの「LUMIX DMC-G1」(以下、LUMIX G1)は、マイクロフォーサーズ規格のレンズマウントを持つデジタルカメラだ。ボディーは、幅約124mm×高さ約83.6mm×奥行約45.2mmと小さく、重さも約385gととても軽い。レンズキットに付属する標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」を装着し、バッテリーやメモリーカードを入れた状態でも、重量はわずか635gに抑えられている。

 今回メーンで撮影に使ったフルサイズセンサー搭載デジタル一眼3モデルは、どれもボディーだけで800gを超えるものばかり。いかにLUMIX G1が軽いかは、数値上でも簡単に想像できる。

 だが、今回の撮影ではD700やEOS 5D MarkII、α900の3台を一緒に持ち歩いたため、残念ながらその軽さが実感しにくかった。もし、LUMIX G1を1台だけ持って京都を散策したら、また違った印象だったに違いない。

 LUMIX G1は、Wズームキットに付属する望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.」の存在が見逃せない。レンズ上では200mmの焦点距離だが、35mm判換算では実に400mm相当の画角が得られるのだ。コンパクトサイズながら400mm相当までの望遠撮影ができるのは、マイクロフォーサーズ規格ならではのメリットではないだろうか。

 ただしこのレンズ、光学式手ぶれ補正機構を装備しているものの、200mm(400mm相当)のテレ端(望遠端)ではF5.6という暗めの開放F値となってしまう。便利な望遠ズームだが、やはり手ぶれには注意しながら撮影する必要があるだろう。

「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.」で撮影
希望小売価格:4万7000円 実売価格:3万9800円

45-200mmの望遠ズームレンズを使い、近寄ることのできない石仏をアップで撮った。45-200mmは、コートのポケットに入れておいても苦にならない大きさ。DMC-G1を使うならば、ぜひとも手に入れておきたいレンズだ(ISO1600、1/100秒、F5.6)(画像クリックで拡大)

45-200mmのレンズの70mm付近(約140mm相当)を使って撮影。キットレンズの望遠ズームとしてはボケ味も滑らかで、描写力に不満はない。エントリーモデルらしく、メリハリのある発色とコントラストとなっている(ISO100、1/100秒、F4.3)(画像クリックで拡大)