前回のニコン「D700」に続き、塙カメラマンが各社の注目フルサイズデジタル一眼レフで撮った紅葉の写真を紹介しよう。今回は、ベストセラーとなった先代モデルを大きくブラッシュアップして登場したキヤノンの「EOS 5D MarkII」だ。各写真には、使用したレンズを明記しているほか、撮影にあたってどのような点にこだわったかなどをまとめてもらった。撮影の参考にしてほしい。
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キヤノン EOS 5D MarkII 実売価格:29万8000円(ボディー) 使用レンズ: EF17-40mm F4L USM、 EF70-200mm F4 L IS USM |
キヤノンの「EOS 5D MarkII」は、2110万画素のCMOSセンサーを搭載するフルサイズ機。従来モデル「EOS 5D」が1280万画素だったことを考えると、大幅な画素数アップだ。
液晶モニターの自動明るさ調整機構に注意!
背面の液晶モニターは、従来の2.5型から3型へと大型化し、画素数も92万ドットへと高精細化した。5D MarkIIで一番進化したと感じる部分は、この液晶モニターではないだろうか。輝度、コントラストともに十分満足できるクオリティーだし、屋外でもとても見やすい。
液晶モニターの明るさは、手動で7段階の調整ができるほか、液晶下部の外光センサーにより3段階で自動調整できる。実は、今回撮影に使用した貸出機が自動調整の設定となっていたのだが、撮影当初はこれに気がつかなかった。
この機能が有効だと、暗い場所で見ると暗めに表示され、明るいところでは明るくなる仕組みで、表示の明るさが一定しない。そのため、画像の確認時に露出が撮影した感覚と合わず、しばらく戸惑ってしまった。液晶モニターで画像チェックする場合には、この機能をあらかじめオフにしておき、手動で明るさを決めた方がよいだろう。
AEによる露出は、ほとんどのシーンにおいて大きく外れることはなく、空が入っても紅葉をしっかりと明るく写してくれた。ただし、-1/3EV程度の補正をした方が私の好みにマッチしたため、作例ではマイナス補正したものも多く含まれている。もちろん、そのあたりは好みにもよるだろう。
ファインダーの視野率も、従来の約96%から約98%へと改善された。今回使用した3機種を比較すると、D700が約95%、α900が約100%ということで、ちょうど中間ぐらいのスペックだ。厳密なフレーミングをするためには100%が望ましいが、実際に撮影していてもEOS 5D MarkIIのファインダーに不満を感じることはなかった。











