前回の記事に引き続き、最新コンパクトデジカメのトレンドとなっている機能について解説していこう。今回は、比較的新しい機種で採用されている「撮影シーン認識機能」「ダイナミックレンジ拡張機能」「被写体追尾AF機能」の3つだ。
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撮影シーン認識機能 |
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| 搭載機種:各社コンパクトデジカメ |
古くから多くのデジタルカメラに搭載されている「シーンモード」の進化形といえる機能だ。
一般的なシーンモードは、人物や風景、夜景など、撮影したいシチュエーションをユーザーが指定すると、最適な露出プログラムやホワイトバランス、画質モードなどが自動的に設定される機能だ。しかし、あらゆるシーンに対応させようとすると、シーンの数が増えすぎて使いにくくなるジレンマがある。カメラの扱いに不慣れなユーザーだと、どのシーンモードが最適なのか、選択に迷ってしまう欠点もあった。
撮影シーン認識機能は、撮影シーンをカメラが自動的に判断して最適な設定がなされる機能だ。最近搭載され始めた機能だと思われがちだが、実はペンタックスのOptioシリーズが「オートピクチャー」機能として数年前に実現していた。
各社の最新機種では、顔認識機能を利用して人物の有無を判断したり、高感度撮影性能の向上で細かな感度制御機能を盛り込むなど、総合的に進化している。手ぶれ補正機構用のジャイロセンサーでカメラの揺れぐあいを検知し、三脚使用の有無も判断する機種もある。このように、完成度と実用性の高い機能として、多くのモデルに搭載されるに至ったわけだ。
従来のデジタルカメラは「夜景」「マクロ」「ポートレート」など、撮影したい状況に合ったシーンモードを手作業で設定する必要があった。撮影シーン認識機能を持つデジタルカメラならば、カメラを向けるだけで撮影シーンを認識して自動的に設定してくれるので、面倒な操作や判断をする必要がない
メーカーによって、機能の名称は異なる。パナソニックのLUMIXシリーズは「おまかせiA」、富士フイルムのFinePixシリーズは「シーンぴったりナビSR AUTO」、ソニーのCyber-shotシリーズは「おまかせシーン認識」と呼ばれている。メーカーや機種により、シーンの認識速度や精度、認識できるシーンの種類がそれぞれ異なる。詳しい部分は、店頭の展示機などで実際に確認するとよいだろう。












