前章で売れ筋モデルの売れている理由と、ミニノートを選びのポイントを見てきた。今回は、現在のミニノートのトレンドをまとめてみよう。キーワードは「10型液晶」「HDD」「低価格化」「デザイン」だ。
ミニノートは段々と大型化しつつある?
ミニノートブームの火付け役は、アスーステック・コンピューターが今年1月に発売した「Eee PC 4G-X」だ。同機は800×480ドット表示対応の7型ワイド液晶を搭載し、重さ約920gと小型で軽量だった。夏頃になると日本エイサーの「Aspire one」やアスースの「Eee PC 901-X」など8.9型ワイド液晶を搭載するミニノートが増えて、このサイズが売れ筋となった。
10月、11月になるとアスースの「Eee PC 1000H-X」、同「Eee PC S101」、エムエスアイコンピュータ「Wind Notebook U100 Vogue」、エプソンダイレクト「Endeavor Na01 mini」、日本ヒューレット・パッカード「HP Mini 1000」のように、10型クラスの液晶を搭載した製品が増える。CPUにAtom N270を搭載したミニノートの液晶解像度は1024×600ドットが最大。解像度が同じなら8.9型よりも、10型の方が文字やアイコンが大きくて見やすい。見やすい画面を求めるユーザーが多いことも、10型液晶モデルが増えてきた理由だ。Aspire oneが大ヒットしている日本エイサーも、2009年春に10型クラスの液晶を搭載したミニノートの投入を予定している。来年は10型がミニノートの標準的な液晶サイズになるだろう。
10型の液晶を搭載するとボディーが大きくなるため、キーピッチ(横方向のキートップの間隔)の広いキーボードを搭載できるようになる。8.9型の液晶を搭載したミニノートは、15.5〜16.5mmのものが多い。それに対して、10型モデルはA4ノートやモバイルノートに近い17.5mmを確保しており、キー入力性は格段に高い。キーボードの使い勝手向上も大型化の要因だ。
日本ヒューレット・パッカードが11月25日に発表したネットブック「HP Mini 1000」。10.2型ワイド液晶を備える。キーボードは、縦横のキーピッチがどちらも17.5mm。ミニノートの中では最も大きいキーボードだ











