「ビジネスパーソン必読! これからの首都圏の鉄道計画」の2回目は、2年後の2010年開業予定の成田新高速鉄道に注目した。同鉄道は首都圏〜成田国際空港間の新たな空港アクセス・ルートで、新東京国際空港(現・成田国際空港)が開港した1978年当時から浮上していた高速鉄道アクセス構想の一つが具現化されるものといえる。今、東京圏と成田国際空港を結ぶ鉄道といえば、京成電鉄「スカイライナー」とJR東日本「成田エクスプレス」がすぐに思い浮かぶが、2010年には、一部区間が新設で都心〜空港間の新ルートを30分台で結ぶ高速鉄道が誕生するのだ。
成田新高速鉄道線は、2010年をめどに進められている成田国際空港平行滑走路(B滑走路)の2500m化による航空需要増加に対応した高速鉄道プロジェクト。空港アクセスの大幅な向上や沿線地域の新たな高速交通網として期待されている。ルートは、都心側と空港側の一部が既存路線。これに、印旛沼を横断する新設路線がつながり、合計64.1kmとなる。この線路を新型特急列車が最高時速160kmで走る。整備については、いわゆる「上下分離方式」とし、建設主体を成田高速鉄道アクセスが、運行主体を京成電鉄が担う。つまり成田新高速鉄道は、既存の鉄道線路を持つ北総鉄道や千葉ニュータウン鉄道、成田空港高速鉄道が線路を“レンタル”(第三種鉄道事業)し、その線路上を京成電鉄が「新型スカイライナー」を運行させる(第二種鉄道事業)というものだ。
今春、京成電鉄が発表した、成田新高速鉄道を走る新型スカイライナー(左)と現在の京成電鉄・スカイライナー。運行を京成、施設整備を成田高速鉄道アクセスが受け持つという、経済的投資やリスク分散を考慮した上下分離方式によって、高品質な空港アクセス鉄道を目指す











