ニコンの一眼レフデジカメ「D300」で撮影した月面写真(4288×2848ピクセル)から中心部をトリミングしたもの。リサイズやリサンプリングは行っていない(200mm、F7.1、ISO200、シャッター速度:1/15秒)(画像クリックで拡大)

 我々撮影隊が長野県の蓼科高原にやってきたのは、ほかでもない「ペルセウス座流星群」を撮影するためだ。だが流星が最大の見ごろになる8月12日深夜(13日未明)には、満月にほど近い立派な月が見られる。そこで我々は流星撮影に先立ち、月面の撮影にチャレンジすることにした。

 使用するのは、ビクセンの鏡筒(望遠鏡)A80Mfと、天体の自動追尾が可能なケンコーの赤道儀「Sky Explorer II」。デジタルカメラは前回と同様、天体撮影に向いているというキヤノン「EOS Kiss X2」である。

 月面は明るく、星空と違って長時間露光も不要のため、自動追尾は特に必要ない。だが今回は筆者が天文のど素人であることと、筆者と編集S氏の家族も参加しての月面鑑賞会を行うということもあり、月面を赤道儀によって自動追尾することにした。月面をとらえるだけであれば、ちょっとぜいたくな構成である。

 実際の使用に先立ち、まずは明るい時間に望遠鏡および赤道儀を設置してみた。いきなり真っ暗な場所で設置といってもなかなか思うようにはいかないためだ。

 三脚を立ててストッパーを設置し、ぐらつかないようにしっかり固定。これをしないと赤道儀が回転する際に軸がずれてしまう。

 赤道儀本体を載せ、重りを取り付ける。重りは赤道儀が回転する際に望遠鏡の鏡筒とのバランスを取るためのものだ。鏡筒を取り付けてから重りの位置を調節し、バランスを確かめる。続いて光学ファインダーを取り付けたら設置完了となる。

三脚を開き、留め具でしっかりと固定。その上に赤道儀の本体部分を載せて固定する(画像クリックで拡大)

鏡筒を取り付ける金具の反対方向に重りを付ける(画像クリックで拡大)

鏡筒を取り付ける。重りのバランスを設定するのを忘れないように(画像クリックで拡大)

アイピースを取り付ければ組み立て完了だ(画像クリックで拡大)