8月13日0時過ぎに、ピラタス蓼科ロープウェイ駐車場から撮影した木星(絞り:F4、シャッター速度:30秒、ISO感度:1600)(画像クリックで拡大)

 8月12日深夜(13日未明)に最も多く見られるという2008年のペルセウス座流星群。我々撮影隊は11日に東京を出発し、数日かけて流星撮影にチャレンジすることにした。

 東京から出発する我々にとって、流星観測に向くスポットはどこなのか。調べてみたところ、かなり多くの場所で観測はできるようだ。東京でも見られるのだが、東京は街灯などの“光害”が強いため、星空を見るのにはあまり向かない。「東京は空気が汚れているから星空が見えない」などと言われることもあるが、空気汚染の問題ではなく、単純に「空が(街が)明るすぎる」ことに問題があるという。

 東京では八王子市の陣馬山、東京近県に目を移すと静岡県の富士宮口新五合目駐車場や富士山御殿場口、富士山須走口駐車場、神奈川県菩薩峠駐車場などさまざまな観測スポットがあるらしい。これらのスポットは

・車で乗り入れられること
・広場になっており遮蔽(しゃへい)物がないこと
・街の明かりがあまり届かないこと
・トイレなどの施設があること

といった点で人気を得ているようだ。観測は月の入りから夜明け近くまでの長丁場となるため、できれば少しばかり明かりが気になっても、“キジ撃ち”などをせずに済むトイレ完備の場所が素人的には好ましいところだろう。

 今回我々は、長野県の蓼科高原に基地を構え、そこから観測スポットを目指すことにした。

 初日である8月11日夜は、蓼科高原にあるピラタス蓼科ロープウェイの駐車場に陣を張り、流星の撮影にチャレンジすることにした。ピラタス蓼科ロープウェイの山麓駅は標高1771mの高所にあり、ほぼ満天が見渡せる。トイレも完備の駐車場は24時間利用できる。施設の明かりもそれほど気にならないレベルだ。

 11日の月没時刻は夜半過ぎの0時9分ごろ。それまでは満月を数日後に控えたふくよかな月を楽しむことができたのだが、あいにく月が沈む時刻に近付くにつれて空模様が悪化。それまではうっすらと天の川も姿を現していたのだが、ついに0時過ぎにはほとんど雲に覆われてしまったのであった。

 この日も何本か流星を拝むことはできたが、撮影に成功することはなかった。未明の2時過ぎまで粘りながら雲間を狙ったものの、最終的にはなぜか写真に星が全く写らないようになり、この日は撤収と相成った。