北京の公共交通用ICカード「一卡通(イーカトン)」(画像クリックで拡大)

 北京市内を移動するのに、絶対欠かせないのが公共交通のバスと地下鉄だ。北京五輪開幕を控えた2008年6月には、自動券売機と自動改札が導入され、北京人を驚かせた。まだかまだかと苛立たせた地下鉄3路線がやっと開通し、それと共に2カ月に及ぶ一般車両の交通規制が始動した。7月20日から9月20日の五輪期間は、いわゆる「五輪サバイバル期間」で、朝夕は特にタクシー争奪戦が繰り広げられる。だから地下鉄とバスは、重要な交通手段になる。

 北京ではバス、地下鉄で共通に使えるプリペイド式ICカード「一卡通(イーカトン)」が発行されている。地下鉄の駅の窓口で20元(300円)の保証金とチャージする金額を払えば、すぐにカードが作れる。書類の記入などは不要で、3日程度の日程なら、まずは20元(300円)ぐらいチャージしておけばいいだろう。この一卡通はすでに北京市民の常識となっていて、北京を訪れて公共交通を数日間利用するなら、ぜひ買うべきだ。

 なお、北京五輪、北京パラリンピックの観戦チケットを持っている人は、観戦当日のバス、地下鉄が無料で利用できるという太っ腹な特別措置がある。観戦中心のスケジュールの人は、カードを買うと損することもあるので要注意。駅の改札近くで切符を持っている職員がいるので、観戦チケットを見せると切符がもらえる。

通勤ラッシュ時のバス。ごらんの通りの混雑ぶり(画像クリックで拡大)

 バスの乗り方は、乗る時は前側、降りる時は後ろ側が基本だ。車体が2台連なった連結バスでは、真中で乗車、前後で下車。「上」が乗車、「下」下車と覚えておけば簡単。近距離のバスでは乗る時にカードをスキャンする。郊外まで行く路線の場合は、降りる時もスキャンする。運賃は切符の場合、基本的に1元(15円)で、郊外まで行くと移動距離に準じた料金になる。しかし一卡通を利用すれば料金は60%オフなので、0.4元(6円)となり、断然カード乗車がお得なのだ。