北京市や中国政府が総力を挙げて取り組んでいるというマナー問題。「たん吐き」「割り込み」「ゴミのポイ捨て」など外国人が不快と感じるマナーの道徳改善に1年以上かけて取り組んでいる。中でも我先に押し合う乗車、行列の割り込みについては、毎月11日を「行列の日」と決め、整列乗車と共に強硬ともいえるマナー改善に力を入れている。
たん吐きは罰金も科せられているもの一向に改善せず、これは大気汚染との関係もあるのでやむを得ないかという面もある。しかし行列については、普段は公共交通など利用しないという人を呼び込むのだから、そうも言ってられない。はたしてマナーは改善されたのか、バスや地下鉄に快適に乗れる日が来たのだろうか。
多くの外国人が公共交通機関をあまり利用したがらないのは、バスの場合は路線の複雑さと渋滞が理由だ。そして地下鉄の場合はそもそも路線の乏しさもあるが、無秩序な押し合い乗車、そして他人と皮膚が触れても乗客があまり気にしない込み合った車内など、快適とは言えない乗車環境に原因がある。
地下鉄では乗る人と降りる人が我先に、扉の開いた瞬間から入り乱れる。バスは車内で身動きできないほど乗れるだけ乗っていることもあり、降りる時は前もって出口付近まで移動しておかねばならない。少し体調が悪い日などは、利用する気にならない。











