定番商品が続々登場

 1968年2月、これまた定番商品となるごまラー油入り「出前一丁」が、日清食品から発売された。商品名を決めるにあたり、「最初は『出前ラーメン』を考えたんですが、もう少しパンチを、と、『出前一丁』としたんです」(日清食品広報部)。発売40周年を記念し、発売当初のパッケージを再現した「出前一丁復刻版 5食パック」が現在、数量限定で販売された。同年9月、サンヨー食品からは「サッポロ一番みそラーメン」が9月に登場。俳優の故藤岡琢也氏を使ったコマーシャルで、具材をたっぷり入れて食べる家庭の味、というイメージを伝え、一気にみそラーメンブームを巻き起こした。「一気にみそラーメンが全国区になり、それまでみそラーメンがなかった地域のラーメン店にもみそラーメンがラインナップされるようになった」(サンヨー食品マーケティング本部・福井尚其課長)。

日清食品「出前一丁」。発売時のパッケージ(画像クリックで拡大)

日清食品「出前一丁」。現行のパッケージ(画像クリックで拡大)

サンヨー食品「サッポロ一番みそラーメン」。発売時のパッケージ(画像クリックで拡大)

サンヨー食品「サッポロ一番みそラーメン」。現行のパッケージ(画像クリックで拡大)

 1969年2月、明星食品がノンフライ麺の「中麺」を発売。本物のラーメンの質感に近い麺として、ノンフライ麺がブームになった。日清食品からは「日清生中華」、サンヨー食品からは「来来軒」、東洋水産からは「なま味ラーメン」、エースコックからは「麺生中華」と、立て続けにノンフライ麺のインスタントラーメンが登場した時代だ。またこれはフライ麺だが、同年、東洋水産から「マルちゃんしお味」が登場している。

明星食品「中麺」。1969年(昭和44年)2月発売(画像クリックで拡大)

 1971年、サンヨー食品から「サッポロ一番塩ラーメン」が登場。これで「しょうゆ」「みそ」「塩」とそろい、お馴染みの定番3組となった。

サンヨー食品「サッポロ一番塩ラーメン」。発売時のパッケージ(画像クリックで拡大)

サンヨー食品「サッポロ一番塩ラーメン」。現行のパッケージ(画像クリックで拡大)

 1973年、ハウス食品から「シャンメン」が発売される。「ぼく、食べる人。私、作る人」のコピーが性差別だ、と話題になった商品だ。