先に掲載した「屋内ポートレート編」「夜景ポートレート編」「夜景編」の撮影テスト結果を踏まえ、5機種の高感度撮影時の画質に関して吉村カメラマンにコメントしてもらうとともに、高感度撮影時の印象に優れるカメラを選んでもらった。

キヤノン「IXY DIGITAL 25 IS」

 キヤノンの「IXY DIGITAL 25 IS」は、高感度になっても解像感があまり落ちないのが大きな特徴だ。ただし、ノイズを無理に消した印象はなく、どちらかといえば目立つ印象を受ける。

 ノイズの多い画質が嫌いならば、ISO感度設定をAUTOにしたままでの最高感度であるISO200までがおすすめ。多少ノイズが多くても、写真として細部のディテールが表現できれば問題ないと考える人であれば、ISO400までは使える感じだ。

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ソニー「Cyber-shot DSC-W170」

 ソニーの「Cyber-shot DSC-W170」は、もともと低感度の時でも解像感はそれほど高くはなく、カラーノイズも多めの印象を受けた。そのかわり、感度を上げても画像が大きく崩れる印象はなく、ISO400ぐらいまでは「ちょっとノイズが多いかな?」と感じるぐらいだ。ISO800まで上がっても、色の鮮やかさに助けられて、十分鑑賞に堪える写真が撮れるという印象だ。

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富士フイルム「FinePix F100fd」

 この3年ほど、「高感度はダントツで富士フイルム」というイメージがあったが、今回テストした「FinePix F100fd」に関しては、それほど高感度に強いという印象は持てなかった。

 確かに、ISO400くらいまではノイズがとても少ないのだが、そのかわり細かなディテールが消失し、しかも階調表現が急激に劣化してしまう。そのため、人物がロウ人形のような肌質に見えたり、全体に不自然な描写になるのが目立っていき、高感度での画質には疑問が残る結果となった。

 そのかわり、低感度での解像感は他機種を一歩リードするものだったことを報告しておきたい。

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松下電器産業「LUMIX DMC-FX35」

 松下電器産業の「LUMIX DMC-FX35」は、低感度時でもノイズは多い印象を受ける。ただし、ノイズの質が目につきにくいものなので、写真を解析的な目で見る人でなければ気にならないだろう。感度を上げていくと徐々に解像感が薄れていくが、ISO400までは写真として美しいと感じられる。

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リコー「R8」

 リコーの「R8」は、カメラの撮像部でのノイズはそれほど多くはないのだが、JPEG圧縮の弊害かと思われるパターン状のノイズが現れ、どの感度でも気になる結果になってしまった。さらに、階調の省略がとても激しいので、立体感に欠けるアニメ的なのっぺりとした絵になる。

 全体にコントラストを高くする傾向なので、高感度時でもISO400相当ぐらいまではくっきりとしていてシャープな印象だ。人物などの再現は今ひとつだが、小さなサイズのプリントで街のスナップなどを撮りたい人には、このくっきり感がプラスに働くことも多いだろう。

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