夏休み明け、友人や同僚に「海で写真撮ってきたんだよねー」などと言って画像を見せるとしよう。相手は心の中で「どうせ砂浜の写真だろ? あ、スイカ割りだったり(笑)」などと思って油断しているのだが、そこに水中で撮影した画像をばばーんと見せるのだ。「こっ、これはカクレクマノミ!」驚きの瞬間だ。それが動画だったりしたら驚きはさらに増大するハズ。
このところ「デジタルカメラ」というと、なんだかデジタル一眼がブームな風潮だ。確かに、デジタル一眼には画質の良さやレンズ選択幅の広さなど多くの利点がある。しかし、弱みだってしっかりある。あえて言わせてもらおう、その1つが「防水機能」だ。デジタル一眼はレンズ交換を行う仕組み上、完全なシーリングは難しい。
一眼デジカメだって防水ハウジングを使えば水中撮影も可能だけれど、そういう「よしこれから水の中で撮影するんだッ!」的な構えは夏の思い出を撮るのにはふさわしくない。
ビーチでも、水中でも、街中を観光中でも、はたまたイザとなったら入浴中でも、いつでもどこでもサッと取り出してバッと気軽に撮れる、そんな防水デジカメこそが“夏の思い出担当”としてふさわしいと筆者は強く思うのだ。
ムービーカメラも同様。専用機材もナシに陸地で撮影を開始して、そのまま水中に潜って行けたら、それはもう驚きのムービーとなる。
そんな「気軽かつ本格的な防水機能を持つデジタルカメラ」と「デジタルビデオカメラ」4機種をこれから紹介していこう。
人魚の視点? 水深4mまで撮影可能なペンタックス「Optio W60」
ペンタックスが夏の防水コンパクトデジカメとして全世界に投入したのが「Optio W60」だ。防塵・防水性能は、IP58クラスを誇っている(IP防水規格についてはイントロダクションを参照してください)。
Optio W60はこの「防水規格」だけを強調しているのではなく、大きく「水深4m防水、連続2時間撮影」をうたっているところにグッとくる。「水がかかっても大丈夫!」という安心感どころか、「水の中で撮影してくれたまえ!」と強く背中を押してくれるのがイイ。
そして、その背中押しにさらに拍車をかけるのが「マーメードモード」「マーメードムービーモード」の搭載だ。その名から推測できるように、水中撮影、水中動画撮影に特化したモードである。基本スペックである28mm広角レンズと相まって、水中での撮影はまさに“人魚視点”となる。
軽量であることもW60の使いやすさの1つ。重さはわずか125gと、標準的なケータイと変わらない。水着で水辺へ、というようなときにはそうそう大荷物というワケにはおかないだろうから、小型軽量なのはありがたい。
−10℃〜40℃までの耐寒性能がある点も魅力だ。家庭のお風呂で撮影というのはなかなかあり得るシチュエーションではないけれど、水着を着たままのプールサイドのジャグジーなどで活躍する(海やプール等での撮影は、くれぐれも他の人の迷惑にならないようお気を付けください!)。








