高感度画質比較の前に、テストした機種を予習しておこう。テストしたのは、キヤノン「IXY DIGITAL 25IS」、ソニー「Cyber-shot DSC-W170」、富士フイルム「FinePix F100fd」、松下電器産業「LUMIX DMC-FX35」、リコー「R8」の5モデル。すべて有効1000万画素以上の撮像素子を搭載する、いま注目のコンパクトデジカメだ。

動作レスポンスが速く、顔認識精度が高い

キヤノン
IXY DIGITAL 25 IS
実売価格:2万8500円
発売日:2008年4月
有効画素数 1000万画素
光学ズーム 3倍
記録メディア SD(SDHC対応)
撮影可能枚数 300枚
液晶 2.5型(23万ドット)
最高ISO感度 3200(200万画素)
●CCDサイズ:1/2.3型●最大記録解像度:3648×2736●レンズ焦点距離(35mm換算):35~105mm●開放絞り値:F2.8~F4.9●最短撮影距離:3cm●動画:640×480、30fps●メモリー:付属(32MB)●バッテリー:専用充電池●サイズ:幅8.6×奥行き2.04×高さ5.4cm●重さ:130g

 スクエアデザインで好評だった同社「IXY DIGITAL 10」の後継機となるモデル。画素数を有効1000万画素とし、光学式手ブレ補正機能を搭載した。撮像素子は、1/2.3型1030万画素CCDだ。兄弟モデルとして、同じIXY DIGITAL10の後継機で有効800万画素のセンサーを搭載する「IXY DIGITAL 20 IS」を下位に持つ。レンズ周囲のカラーが異なる、黒とシルバーの2つのモデルを用意する。

 今回、テストの対象となる感度の面では、基本感度はISO80、感度AUTOでは、ISO80~200までとなる。「高感度オート」ではISO80~800までの間で自動的に設定される。手動で設定できる感度はISO1600までで、この感度までは1000万画素がフルに使える。さらに感度を上げたい場合には、シーン撮影モードにある「ISO3200」モードを使用。ただし、こちらでの撮影は記録画素数が200万画素相当となる。

 全体の動作レスポンスがとても速く、暗い場所でのピント合わせでも迷いが少ないというのが使ってみての印象。顔認識の精度もとても高い。今回は人物の撮影があり、何ショットも連続しながら撮影したのだが、シャッターを連続して押しても、毎回顔を正しく認識できたのはこのモデル。ほかのモデルでは、一度シャッターから手を離し、一瞬のインターバルを与えないと連続して顔を認識できなかった。

 同社のコンパクトモデル全機種機種共通の仕様なのだが、電源を切るたびにマクロ設定がオフになり、ストロボもオートに復帰してしまう。そのため、今回のテストでは使いづらいと感じる場面が多かった。