青山という希少な立地が最大の価値
高層階でミニキッチン付きの滞在型も
「東急ステイ青山 プレミア」

 4月15日、東京メトロ銀座線・外苑前から徒歩2分の立地にオープン。ホテルが建つのは、13のショップが並ぶ商業施設「パサージュ青山」や家具付き賃貸住宅のある複合施設「AOYAMA M's TOWER」の中。東急ステイプレミアはビルの13階以上にある。

 立地、設備、機能性、サービスすべてが、まさに“ビジネスホテルの高級版”といった印象。運営する東急ステイサービスによれば、既存の「東急ステイ」と「プレミア」とは、立地のブランド力を生かした高級感と、朝食や清掃などを充実させたサービス面で差別化を図ったという。

 高級感は、あらゆるところで感じられた。部屋はシングルが17平方メートルから21平方メートルと広め。客室は全170室が14階以上に配され、都心を望める。高層階の21と22階にはレディースルーム、23階にはプレミアルームを設け、バスローブやアメニティで付加価値を高めた。

 従来のビジネスホテルは窓が狭く、採光が乏しい部屋が多かったが、このホテルは立地を生かし、全室窓が広くとられている。シングルの客室は窓際にデスクを配してあるため、仕事をしながら眺望を楽しめるのも大きな魅力だ。デスク回りは広く、コンセントが4カ所に設けられていて使い勝手がいい。20型(ダブルとツインは32型)の液晶テレビ、DVDプレーヤー、加湿機能付き空気洗浄器を完備。スタイリッシュな電話、革張りのティッシュケースやゴミ箱など、デザインへのこだわりも窺える。

 通常階のシングルはダークブラウンを基調とし、落ち着いた雰囲気。ベッドにはセミダブルサイズのシモンズベッドを採用し、テンピュールとそば殻の2種類の枕を常備。ビジネスマンが求める“快眠”に応えた。東急ステイでは、以前から長期滞在者をターゲットにした戦略をとってきたが、このプレミアも同様で、洗濯乾燥機や電子レンジ、皿、どんぶり、包丁や缶オープナーも全室に用意されている。さらには、ミニキッチン付きの部屋もある。外食が高くつく立地柄ゆえ、長期滞在者にとってはありがたい設備である。一方、バスルームは従来のユニットバスを貫く。シャンプー類も使い切りでなく、備え付けのボトルを用意する。

 清掃や朝食サービスでも、東急ステイとプレミアの違いは明確だ。通常、東急ステイでは、6泊以下の宿泊の場合、毎日行うのはタオル・寝巻交換やゴミ捨てのみだが、プレミアは6泊以下に限り、毎日ベッドメイクや清掃を行うという。また、ホテル直営レストランは持たないが、敷地内に商業施設「パサージュ青山」があるのは強み。その特徴を生かし、朝食は、パサージュ青山内の「アーキテクトカフェ」で、和洋ブッフェが提供される(宿泊料金に朝食代が含まれる)。和食はひじきなどの煮物、焼き魚、卵焼き、洋食は、スクランブルエッグに、ソーセージ、ベーコン、サラダ類が並ぶ。パンは数種類用意され、ジュース、スープ、シリアル、ヨーグルトまで揃う。シティホテルなら2000円はしそうなこの朝食が付いて、1泊1万4100円から。7泊以上ならさらに値ごろ感は高くなり、1泊1万3100円~となる。

居室

シングルの客室は窓際にデスクを配置。高層階からは都心の眺望も楽しめる(写真は青を基調としたシングルBタイプ。キッチン設備がないAタイプは赤を基調としている。いすれも通常階の客室)(画像クリックで拡大)

デスクには、拡大鏡、ティッシュ、電話、メモ、ペンなど必要なものがすべてまとめられている。革張りのティッシュケースなど、細部に渡って高級感を演出(画像クリックで拡大)

電子レンジと全自動洗濯乾燥機は全室に完備。Aタイプ以外の客室にはミニキッチンが付く(画像クリックで拡大)