ウィルコムは、中国でも利用できる音声通話とメールに特化したセイコーインスツル(SII)製PHS端末「X PLATE(テンプレート)」(WX130S)を2008年2月20日に発売した。

 中国といえば、今年は北京オリンピックが控えている。日本から競技を観に行く人もたくさんいるだろう。当然、現地で、仲間同士で携帯電話を使うなら、現地の電話会社を直接利用できるほうが安くて快適に違いない。中国で本当にPHSが使えるの?中国の現地のキャリアがローミングなしでそのまま使えるの?それって料金安くなるのかな。これは、試してこなくては! 北京現地レポート第4弾!

万里の長城でX PLATEに電波は届くのか?

 北京に行くと決まって、私がまず訪れてみたい!と思ったのは、世界遺産「万里の長城」だ。宇宙からも見えるという巨大な建造物。紀元前7世紀の春秋時代から明代まで、約2000年以上に渡り造り継がれてきた。北方騎馬民族の進入を防ぐ目的で建てられた城壁だが、芸術性も高いという。

 一目みたい!そして、長城に立ち、この手にX PLATEを持って、電波を受信したい!

 その一心で私は凍るような寒さの中、朝早く宿を発ち、一路万里の長城のひとつ「八達嶺」へ向かったのだ。

 北京市内から車で約2時間。市街地を抜け、冬なので荒涼たる原野のような田畑を抜け、八達嶺へ到着。途中、ガソリンスタンドへ立ち寄ったが、あまり清潔なトイレではなく、私達は用を足すのを断念。しかしこのせいで、あとで大変な目に遭うのだ.....。

 万里の長城へ登るには、歩いて行く方法もあるが、私はケーブルカーに乗ることにした。その前に、我々一同はまずトイレへ直行。そこで問題発生!息子の体調が急変したのだ!

八達嶺のケーブル乗り場前にある、しゃれたお茶屋さんに行こうとしたら、そこは閉店。仕方なくスターバックスに入る。ここで祈るように息子の回復を待つ。電波状況は良好である(画像クリックで拡大)

ケーブル乗り場近くにも、長城の遺跡の一部が見える。上手く利用してレストランの囲いのように利用している(画像クリックで拡大)

売店もにぎやかに乱立。息子が体調不良で服を汚してしまったが、上から下まで一式、ここで服をそろえることができた。店主はひどく値段をふっかけてくるが、背に腹は変えられない。なのに、ガイドの金さんはガンとして値引き交渉。これが北京式?とにかく、ガイドさんの言いなりになる私……。おかげで安く衣類をゲットできたけど、ハラハラしました……(画像クリックで拡大)

ケーブル乗り場付近でも、高度はかなり高いのだが、電波はしっかり来ている(画像クリックで拡大)

 体調不良の息子を置いて、ケーブルカーに乗るわけにもいかない。長城を目の前にして引き返すのは後ろ髪ひかれる思いではあったが、早々に市内に引き返すことにした。ガイドの金さんの話によれば、GSMケータイであれば、長城の上でも電波は良好であるという。

 ケーブル乗り場前のトイレは清掃されていて、日本人でも抵抗なく使えるのだが、途中のガソリンスタンドなどのトイレは、息子も私もどうしても使えないような場所だったりしたのが今回の敗因。海外にも連れ回し、比較的どんなトイレにも耐性のある息子ではあるのだが、後ろから「ドンドンドン」とノックされ、せかされるようなこともあるガソリンスタンドのトイレでは、私達には手を洗うのがやっと。この辺、もう少し事前にリサーチすべきだったと反省。

ケーブルカー乗り場のある広場から、万里の長城を拝む。ここまできて断念するはめになるとは。無念(画像クリックで拡大)