男性用ビジネスバッグの選択肢も増えてきた。ブリーフケース一つとっても、デザイン、機能、サイズはバラエティに富んでおり、中に何を入れるか、どう使うかで、ベストチョイスは変わってくる。

 例えば、ノートパソコンを軽快に持ち歩きたい、という要望に応えるように、様々なメーカーがPC対応バッグを開発。PCをスマートに持ち運べる、カッコいいバッグが増えてきている。その一方で、去年あたりから流行しているのは、薄マチ(薄型)タイプだ。セキュリティ強化のため、社内のノートパソコンや重要書類の持ち出しを禁止する企業が増えてきたため、大きなバッグが不要となっているのだ。たくさん入らないが機能的でデザインがよい薄マチバッグが、この春の一つのトレンドとなっている。吉田カバンとTUMIという二大ブランドに聞いても、今は薄マチタイプが最も売れるという話だった。

 ベーシックなブリーフケース以外の選択肢も豊富だ。例えば、スタイルを気にするビジネスパーソンに今、人気なのは、書類だけをスマートに持ち歩けるクラッチバッグ。得意先に提示する見積書などを入れて持ち運ぶのに使うものだ。得意先の前で、必要な分だけを取り出して、余計な書類を見せないように使えるなど機能的。会社の封筒で運ぶよりも、「できる営業マン」という印象になる。そのほか、会社帰りのスポーツジム通いに対応するバッグ、背広にも似合うリュックサック、A3サイズの書類も持ち運べるブリーフケース、革以上にドレッシーな化学繊維素材のバッグ、1泊2日の出張に対応するオーバーナイターなど、さまざまな種類がある。

「かつて春のビジネスバッグは、フレッシュマンを中心に2月、3月に主に売れていたが、最近は4月にピークが来るようになった」(吉田広報部)。そこには、製品タイプが多様になった分、4月以降の仕事のスタイル、環境の変化に合わせてベストなバッグを選ぼうという、消費者ニーズがあるようだ。

 そこで今回、最新モデルを中心に、ビジネスパーソンにオススメのさまざまなビジネスバッグを3部構成で特集する。多くのビジネスパーソンに支持されている吉田カバン、TUMIのブランドのほか、知る人ぞ知るオススメのバッグを紹介する。

(文/納富廉邦)

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