18世紀から複雑機構に取り組む名門
PERRELET/ペルレ

自動巻の父と称されるアブラハム-ルイ・ペルレ。1729年、スイスのル・ロックルに生まれる。着用する人の運動エネルギーを蓄え、それを時計の作動に利用するというシステムは、夢のような発明だった(画像クリックで拡大)

 1770年、世界で初めて自動巻懐中時計を発明したのがアブラハム-ルイ・ペルレ。その偉大なる職人の名を冠したブランド名として「ペルレ」の名が復活したのは、それから225年目の1995年だった。その際、世に送り出されたのが、世界初のダブルローター自動巻システムだ。2005年にスイス時計業界に精通しているアルバート・アニーを新CEOを迎えると、さらに斬新な機構の時計を続々と発表している。

 2006年には100年に1日しか誤差のないレディス用の「ビックムーンフェイズ」をトノー型で、翌年には男性用「ニュービック セントラル ルナ フェイズ」を丸型で発表。幻想的なムーンフェイズを12時位置に配し、ダイヤル外周に日付を刻み、針で日付を指し示すポインターデイトとするなど、技術力の高さをアピールした。さらに2007年はレトログラード機構で時を刻む「レギュレーター ウィズ レトログラードアワー」を発表している。“レトログラード”は、文字盤の上半分に1~12までの数字が刻まれており、12時まで針が進むとまた1に戻る機構のこと。6時位置には分を示すインダイヤル、日付はポインターデイトで示す機構が組み合わされた。

 伝統的な複雑時計の機構を継承しながら、チタニウムケースや、天然ラバーストラップなど新素材との組合せにも取り組む新生ペルレ。デザインもクラシカルな面持ちから、スポーティなものまで幅広く展開している。

オススメ! “ユーロパッション表参道限定モデル”「ビックデイトクロノ」

自動巻クロノグラフ、約40時間パワーリザーブ、チタニウムケース、径43.5×厚さ15mm、100m防水、裏スケルトン、天然ラバーストラップ、33万6000円(画像クリックで拡大)

 着用者の自然な動きを利用、中心振動の重みで巻き上げるローターを発表してから230年目の2007年、アブラハム-ルイ・ペルレを讃えるモデルとして発表されたのが、この「新チタンコレクション」。チタンケースを採用し、ダイヤルにはカーボンを、中心部にはビッグデイトをポジショニング。クロノグラフ針、カウンターゲージは赤く彩られ視認性を高めるとともに、スポーティテイストを演出。硬いチタンケースながら、側面にはペルレ定番のコインエッジを施した。伝統技術と新素材の融合に、新生ペルレの意気込みが表れている。2007年発表の「新チタンコレクション」は5種類あるが、その中でこのビックデイトクロノが、ユーロパッション表参道のショップ限定モデルになっている。