入社や入学が決まった若者向けの「新生活応援キャンペーン」が佳境を迎えている。この時期には、最低限必要な家電製品、寝具、家具などがセット価格で売り出され、通常期より安く買えるのが特色。フレッシャーズだけでなく、新居に住み替える人や急な転勤組にも利用価値大だ。
この商戦には家電量販店、大手スーパー、大手生活雑貨店、大手通販など各社が参入。4月初旬ごろまで、あの手この手で若者の争奪戦を繰り広げている。通常は引っ越しシーズンの2月下旬頃からスタートするが、なかには石丸電気(エディオングループ)の「ひとり暮らし応援プロジェクト」のように、1月1日からスタートするケースもある。背景には、少子化のなか新生活準備でまとめ買いをする若者ユーザーをいち早く獲得したい店側と、推薦入学の増加や就職先の早期内定で、部屋を決める前から商品を購入したいフレッシャーズ側との思惑の合致がある。ここ数年、「新生活応援フェア」は年々早くなり、正月休みが明けるとすぐに「新生活商品」を準備する量販店が増えているのだ。
新生活でまず必要なのが、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジなどの家電。この3つに炊飯ジャーと掃除機の5点セットを4万9800円〜で売り出しているのが、イオングループとビックカメラなどの家電量販店各社だ。「安ければいいという方と、商品の性能にこだわる方は半々ぐらい。金額的にも2極化しています。新入学の娘さんが洗濯物を外に干すのを心配して、ドラム式の洗濯乾燥機を買って行かれる親御さんもいます。男性では生活家電は安く押さえて、大型の液晶テレビとハイビジョンDVDレコーダーにお金をかける人が多く、女性では洗濯機や炊飯器などの機能やデザインにこだわる人が多いですね。基本は冷蔵庫と洗濯機で、それに家電をいくつか買い足していく人が一般的です」(ビックカメラ新宿西口店・三嶋峻矢さん)。











