そろそろ『METAL GEAR SOLID 4』の話をしよう

――看板タイトル『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS(MGS4)』について、当初は今冬発売予定だったものが延期となりましたが、その理由は何だったのでしょうか。

田中氏:純粋に、納得できるクオリティーに仕上げるためというのが一番大きい理由です。

 昨年9月に開催された「東京ゲームショウ 2007」や、その後10月に北米で開催された「E for All Expo」に『MGS4』を出展し、多くのユーザーの皆さんから意見をいただきました。私たちの想定よりもゲームが難しいという意見もありましたし、逆に、ここは簡単だった、という部分もありました。そういった意見を制作にフィードバックしています。

 おかげさまで、先日、「第11回文化庁メディア芸術祭」のエンターテインメント部門において、『MGS4』が優秀賞を受賞しました。発売に向けて、うれしいニュースとなりました。

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『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』。2008年6月12日発売予定。2007年に20周年を迎えた『METAL GEAR』シリーズで初の世界同時発売となる
(C)1987 2008 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.(画像クリックで拡大)

――今回の『MGS4』での販売本数は、どれくらいを見込みますか。

田中氏:前作並みには出していきたいと思っています。セールスの中心は欧米になりますが、国内でも、ミリオンを狙っていきたいですね。

――国内のPS3の普及状況は、現状でまだ200万台に届いていません。その中で、ミリオンセールスを達成するには、長い時間がかかりそうでしょうか。

田中氏:今は、「あのゲームが出たらPS3で遊びたい」という潜在的なユーザーが、そのタイトルの発売を待ち構えている状況だと見ています。

 『MGS4』の発売までには、他社さんの有力タイトルもPS3向けに発売されますから、それらで段階的に台数を伸ばしていくのではないでしょうか。

――『MGS4』とPS3をセットにした商品にも人気が集まるのではないでしょうか。

田中氏:いろいろなタイトルが好きなユーザーさんには、同こんセットがあれもこれも出ると、どれを買っていいか困ってしまうかもしれませんね。でも、1つの話題にはなると思いますし、新しいユーザーさんには買いやすいパッケージだと考えています。

――『MGS4』でソリッド・スネークの物語は完結します。今後の『METAL GEAR』シリーズの展開は、どのようなものになるのでしょうか。オンラインの『METAL GEAR ONLINE(MGO)』にシフトしていくのでしょうか。

田中氏:『MGO』の流れはくみつつ、新しい『METAL GEAR』シリーズも考えていくという、両方の路線でいきたいと考えています。ただ、小島(秀夫・監督)も、『METAL GEAR』とは違う、新しいタイトルの構想を練っていますので、いろいろ挑戦していくことになりそうです。ぜひ、今後の展開にご期待いただきたいと思います。

――その新しいタイトルが気になりますが、どのようなものでしょうか。また、いつごろ発表される予定ですか。

田中氏:まだお話しすることはできませんが、徐々に明らかにしていきますよ(笑)。ただ、今年の段階で何かを発表するということはありません。『MGS4』が出て、『MGO』も盛り上がってきて、一段落して、小島がシナリオを書き上げたころに発表できるでしょうか。