2007年に大きく方向転換し、携帯ゲーム機や新型ゲーム機へのタイトル供給を積極的に推し進めているテクモ。ニンテンドーDS向けに推理アドベンチャーをリリースしたり、これまでPS2向けに展開してきたホラーアドベンチャー『零』シリーズの新作をWii向けに提供するなど、従来とは違った展開を見せ始めた。「2008年はコラボレーションによる世界市場展開に注力する年になる」と安田善巳社長は話す。その狙いについて聞いた。(聞き手:川崎 慎介)

――2007年はプレイステーション(PS)3用アクションゲームの『NINJA GAIDEN Σ(ニンジャガイデン シグマ)』などが好調に売れたそうですね。

テクモの安田善巳社長

安田氏:おかげさまで『NINJA GAIDEN Σ』は、当初の予想を上回る勢いで売れています。特に欧米市場で好調で、2007年末の時点で累計出荷本数は60万本を突破しました。欧米ではPS3が好調であるということの表れなんでしょうね。

 これまでのテクモのタイトルは発売後3カ月は強いけれども、それ以降はだんだん失速していく傾向がありましたが、『NINJA GAIDEN Σ』は、発売から5カ月たってもコンスタントに売れ続けています。最終的には70万本くらいまで売れると期待しています。

――国内の調子はいかがでしたか。

安田氏:国内では、昨年10月に発売したDS用の推理アドベンチャー『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ 「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』(以下『DS西村京太郎サスペンス』)が2007年末の段階で22万本の出荷を突破しました。年明け以降もコンスタントに売れ続けており、ロングセラーのタイトルになりそうな勢いです。

 今回の年末年始商戦では、『NINJA GAIDEN Σ』と『DS西村京太郎サスペンス』のリピート販売が中心となりました。本当は年末商戦に向けて大型タイトル『NINJA GAIDEN Dragon Sword(ニンジャガイデン ドラゴンソード)』(DS向け)と『アルゴスの戦士 マッスルインパクト』(Wii向け)を投入する計画だったのですが、これを2008年に延期したためです。これら2タイトルが延期となった理由は、より完成度を高めるためです。もう少しお待ち下さい。

 『NINJA GAIDEN Dragon Sword』については、既に3月20日(北米は25日)にリリースすることを決めています。一方の『アルゴスの戦士』は年内のリリース予定です。

『NINJA GAIDEN Σ』は、Xboxで発売された『NINJA GAIDEN』をベースに、さまざまな新要素を加えて発売されたタイトル。プレイアブルキャラクターや新たな武器の追加をはじめ、バトルエンジンやグラフィックなどもPS3向けに一から作り直している。PLAYSTATION Networkを介して全世界のプレーヤーと競い合うことができる「スコアランキング」にも対応する
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『DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ 「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」』は、DS向けのサスペンスアドベンチャーゲーム。プレーヤーは新米探偵「新 一新」(あらた・いっしん)となって、謎に包まれた父親の死の真相に迫る
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