今年は『ドラクエIX』と『ラストレムナント』で勝負
アミューズメントや出版事業もさらに強化

――政治経済が混迷を続ける2008年ですが、今年の主力タイトルの動きについて、改めて整理したいのですが。

和田氏:大型タイトルとしては、基本的にはDS向けの『ドラクエIX』。また、発売時期はまだ決まっていませんが、PS3とXbox360にマルチで展開する『ラストレムナント』に期待しています。これらのタイトルは大きく育ってほしいですね。一方、PS3向けに開発中の『FF XIII』のリリースについては現状では未定です。

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大ヒットが予測されるシリーズ新作『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』。2008年発売予定

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Unreal(C) Engine, Copyright 1998-2008, Epic Games, Inc. All rights reserved.(画像クリックで拡大)

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HD機向けにマルチで展開される新作ソフト『ラストレムナント』

――『ドラクエIX』と『FF XIII』が同じ事業年度に発売される可能性はどうでしょう。もし、そうなると当該事業年度の売り上げが前後の期に比べて大きくなって、株価などにも影響してしまいますよね。

和田氏:確かにこれら2つのタイトルが同じ期に出れば、売り上げは大きくなることが予想されますが、そのことが株価に影響することはないと思っています。なぜなら、企業の価値は継続的なものですから。大型タイトルのリリースが3月31日か4月1日かで株価が動くというのもおかしな話でしょう。

 とはいえ、(連結の)売り上げや利益が年度ごとに大きく変化しないような体質作りは一方で必要です。どうしても家庭用ゲームの分野はボラティリティー(変動幅)がありますからね。そこで、家庭用ゲーム事業に加えて、タイトーなどのアミューズメント事業や出版事業を強化して、それらが下支えする、堅いビジネス構造の体質を目指しているわけです。タイトーに関しては、2年以内に経常利益で100億円を稼げる体制にする計画です。