ベルギーに本部がある国際的品評機関
参加料はなんと約17万円!

まず始めに、「モンドセレクション」とは何かを知っておこう。

 モンドセレクションとは、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際的な品評機関。世界各地にある優れた市販商品の評価、品質向上を目的として、1961年にベルギー王国経済省とEC(欧州共同体:当時)が共同で創設したものだという。「食のオリンピック」「食のノーベル賞」に例えられるように、商品の品質に関するコンクールとして歴史のある、最も代表的なものだといわれている。

 審査は毎年行われ、一般に市販されている製品を対象に、自身で参加した製品に限られる。審査料は基本的に、1製品ごとに1100ユーロ。日本円で約17万円だ(2月1日時点の為替レートである1ユーロ=158円で換算した場合)。3製品目以上は1製品ごとに1000ユーロになる。

 審査は、「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」などの項目ごとに、それぞれの分野で活躍する、確かな専門的知識とその高い能力を認められたスペシャリストらが行うという。採点の詳細は非公開だが、審査によって得られた総合得点の平均点に応じて、90点以上で最高金賞 (GRAND GOLD MEDAL)、80点以上で金賞 (GOLD MEDAL)、70点以上で銀賞 (SILVER MEDAL)、60点以上で銅賞 (BRONZE MEDAL)が授与される。 つまり、同一ジャンルで1製品というわけではなく、評価基準を満たせば複数の商品でも受賞することができるのだ。

最高金賞を受賞したメーカーに贈られる盾。創設当時のベルギー経済庁本部がデザインされている(画像クリックで拡大)

マークが製品によって微妙に違う?
デザインは企業が独自に作成

 受賞すると、モンドセレクション創設当時のベルギー経済庁本部を浮き彫りにした受賞メダルを使ったマークを広告やパッケージに使用することができるが、使用期限は5年。ただ、最高金賞を3年連続で受賞すると与えられる「国際最高品質賞」などを受賞すると、永久使用が許可されるという(受賞年を明記する必要がある)。

 この「モンドセレクション受賞」のマーク。最高金賞受賞商品をずらり並べてみると、マークが少しずつ異なる。これは、事務局から渡されたロゴイメージを元に、受賞企業が各自にアレンジしているためだ。

 受賞式は、毎年初夏にヨーロッパ各国を巡回して行われる。2007年は、5月28日にスペインのバルセロナで開催された。受賞者には招待状が届くが、受賞式に参加する交通費は、ミシュラン同様に“自腹”となっている。

同じ最高金賞でもマークのデザインはメーカーそれぞれ(画像クリックで拡大)