独自の進化を遂げるアバターたちに、何が起こっているのか?

 セカンドライフが日本に上陸した当時、もの珍しさにセカンドライフを始めてはみたが、「アバターがあまりにも不細工で、やる気をなくした…」という人が多かった。もともと米国で生まれた3D仮想空間なだけに、たしかに当時は日本人になじめないアバターばかりだった。参加時に与えられる初期アバターはもちろん、たとえスキン(肌)やシェイプ(体型)をお店で購入して身につけたとしても、なかなか日本人の感覚にフィットするものは見つからなかったのだ。

 しかし最近、この傾向が変化している。セカンドライフに日本人ユーザーが増えたことで、日本人クリエイターによるスキンやシェイプがお店で売られるようになったのだ。また、服装や髪型も日本人向けのものが増えた。こういった商品を購入して身につければ、間単に日本人ぽい「美人」「美男子」になれる。

 一方、スキンやシェイプを「買う」のではなく、自分で工夫して作り上げるユーザーも増えてきている。その方が、より「自分らしさ」を演出できるからだ。とくに「シェイプ」は、初心者でもすぐに設定できる気軽さから、自分で調整する人が多いようだ。となると、目は大きく、鼻は高く、首は細く長く、胸は大きく…と、モデル体型にしたくなるのが人情というもの。やたらと2mを超えてしまうスーパーモデル体型が目立つのは、そういった理由だ。

 しかし、なかにはできるだけ自然なアバターを目指す人もいる。「あおい」(aoimizuno Meili)さんは、身長と体重を量ることができる場所でチェックしながら、「168cm・52kg」という体型にしたという。「完璧なものは、マネキンのように冷たく温かさを感じないように思います。意識的に一部を崩すことで、よりリアルに近い存在になるのではないでしょうか」と、あおいさん。その結果、ご覧のように実に生き生きとした日本美人が誕生した。

aoimizuno Meiliさん(画像クリックで拡大)