ガソリンを筆頭に世の中は“値上げ”の嵐。こんなとき、真っ先に節約の対象になりそうなのが、映画などエンタ関連の出費だ。しかし、映画についてはシネコンなどが提供している会員サービスを活用することで安く観賞できるのをご存知だろうか。この特集では数ある会員サービスから比較的“お得度”の高いサービスや、ユニークな特典のあるサービスを紹介していこう。

(文/小山田 裕哉、渡貫幹彦=nikkei TRENDYnet)

映画館はサービスで選ぶ時代に!

 長い長い平成不況からやっと脱したと思ったのも束の間、ガソリンなどの値上げ攻勢で景気は悪い方向に向かいそうだ。賃金は上がらないのに、モノやサービスの値段は上がるばかり。好調な観客動員数を背景に「バブル」と言われている映画界ですら、観賞料金を下げる気配は一向にない。

 “映画バブル”を支えているのは、各地に増加したシネマコンプレックス(以下、シネコン)だ。1館当たりのスクリーン数が多いシネコンでは、大作のような高い興行収入が見込める作品を同時に複数のスクリーンで上映することが多い。そのため短期間で大勢の観客を集めることが可能になり、たくさんのヒット作を生み出してきた。だが、シネコンの増加は一方で、家の近所や会社の行き帰りなど、生活圏の中に同じ作品を上映している映画館が複数ある、という状況も生み出している。つまり映画館は昔と違って“選べる時代”になったのだ。

 映画館を選ぶ視点として重要なのはまず場所。そして、映画ファンならスクリーンの大きさや音質、座席の座り心地などもあるだろう。だが、どうせ同じ映画を観るなら100円でも安く観たい、というのも多くの人の本音のはず。そのような観客ニーズに応えるために、シネコンやミニシアターは映画を安く観られる会員サービスを提供している。会員になるだけで料金が安くなるとなれば、このサービスを利用しない手はない。しかし、会員サービスは、シネコンや映画館の数だけ種類があり、特典や入会条件は千差万別。そんな中から比較的“お得度”が高いサービスや、ユニークな特典のあるサービスを紹介する。これを機に100円でも安く、そしてもっとたくさんの映画を観て頂きたい。

シネコン系のオススメ会員サービス “ミニシアター系のオススメ会員サービス “主な会員サービス一覧表