日本を代表する名旅館の
お手軽な湯治コースも狙い目

 歴史のある名湯には、昔から長逗留して体を癒す湯治(とうじ)の風習が残っている。有名な旅館でも、そんな湯治客のためにリーズナブルなプランを用意している所がある。若者にも人気の群馬県の四万(しま)温泉の積善館の本館湯治プランがそれだ。

 四万温泉は、昔から4万の病気を治すと言われた名湯で、1954年には日本初の国民保養温泉に指定されている。その源泉をかけ流す「元禄の湯」、「杜の湯」など4つの温泉に入り放題なのが、積善館の本館湯治プランだなのだが、料金は1泊2食付きで平日・日曜が5350円、土曜・休日前は7500円という安さ。元禄時代創業の積善館は、300年の歴史を誇る老舗旅館だけにうれしい安さだ。

 このプラン、布団の上げ下ろしはセルフで、朝・夕の食事は弁当だが、飲食物の持ち込みは自由。気楽に温泉三昧が楽しめる。2泊、3泊と連泊し、ほかの旅館の立ち寄り湯を楽しむのも楽しい。レトロな町並みにスマートボール店などが並び、町全体が癒やし空間ともなっている四万温泉へは、東京駅八重洲通りからの直行バスもある(往復5000円)。

手前の赤い橋が印象的な「積善館」。吉永小百合主演の『天国の駅』や木村拓哉主演の『伊豆の踊子』など、映画やドラマのロケに使われることも多い(画像クリックで拡大)

四万温泉でも人気の高い「元禄の湯」には、温泉の蒸気で蒸す個室サウナもある(画像クリックで拡大)

自然が満喫できる露天風呂つきの「杜の湯」(画像クリックで拡大)

本館湯治プランのお弁当の一例。食堂から自分の部屋に運んでもOK(画像クリックで拡大)