ここまで、キャリア各社の新しい料金プランや端末の購入方法を改めて確認し、さらに料金プランと端末料金を合わせた比較を行うことで、各社料金プランのお得度を検証してきた。

 だがこれまで紹介してきた内容は、あくまで普通に端末を購入し、普通の契約を行った場合の話。ほかにもさまざまな方法を用いることで、料金を節約できるというのをご存じだろうか? そこで特集の締めくくりとして、携帯電話料金、特に端末料金を節約するためのテクニックをいくつか紹介しよう。

手に入らないポイントはクレジットカードで補う!

 携帯電話端末購入時に、たまったポイントを使って割引購入できるというのはご存じの通りだ。中には、先に紹介したauのフルサポートコースのように、フルサポート解除料をポイントで補填できるなど、端末購入以外にも使うことができるケースもある。だが、同じauのシンプルコースの場合、通常の携帯電話の利用ではポイントが一切手に入らないため、ポイントの恩恵を受けることができない。

 しかし、シンプルコースで全くポイントが手に入らないのかというと、実はそうでもない。クレジットカード払いに設定し、クレジットカード会社のポイントをauのポイントに移行することで、ポイントの恩恵を受けられるようになるのだ。例えばKDDIが提供する「KDDI THE CARD」の場合、カード利用時の金額が100円当たり1マネー(クレジットカードのポイント)が手に入る。この1KDDIマネー当たり、1auポイントとして移行できることから、毎月1000円の支払いがあるのであれば10auポイントが手に入る計算だ。

 とはいえ、これだけでは、キャリアが提供するポイントプログラムと比べ、手に入るポイントは非常に少ないように見える。だが、クレジットカード会社のポイントが手に入る対象は、携帯電話の支払料金だけではない。クレジットカードで支払った商品の代金、インターネットプロバイダの料金、さらには電気やガスなどの公共料金に至るまで、さまさまな支払額の合計がポイントの対象となるのだ。そのため、先のKDDI THE CARDの例でいうと、毎月クレジットカードで5万円の支払いがあれば、500auポイントが手に入るのと同等ということになる。

 こうしたサービスはauだけでなく、他キャリアも提供しているので、大いに活用したい。ただし注意しなければならないのは、すべてのクレジットカードのポイントが、キャリアのポイントに移行できる訳ではないということ。そしてもう一つ、クレジットカード会社のポイントと、キャリアのポイントが必ずしも等価であるとは限らないということ。先のauの場合、KDDI THE CARDでは実質100円で1auポイントためられる上、1ポイントからの移行が可能だ。だがJCBやセゾンカードなどのポイントから移行するとなると、1000円当たり5auポイント、つまり200円で1ポイントと半分になってしまう上、100ポイントずつしか移行できない。

 こうした事情もあるので、少しでも多く、効率よくポイントをためたいというのであれば、なるべくキャリア関連のカードを使用するのがよい。中にはNTTドコモの「DoCoMo Card」のように、直接キャリアのポイント(ドコモポイント)がためられるというものもある。

 ちなみにクレジットカードのポイントは、キャリアのポイント移行以外にも使い道がある。クレジットカードによっては、ためたポイントで翌月の支払額を値引きすることができるサービスを用意している所もある。これを使えば、クレジットカードのポイントで携帯電話の料金を割り引く、という使い方も可能になる。もっとも、こちらもすべてのクレジットカードが対応しているわけではないので、事前に確認しておく必要があるだろう。

●キャリア各社関連カードのポイント付与・移行状況
カード名 クレジットカードポイントの付与 キャリアの
ポイントとの
交換レート
クレジットカードポイントの
支払いへの利用
DoCoMo
Card
100円につき1ポイント
提携店では100円につき2ポイント
交換不要
(年会費のみ)
KDDI
THE CARD
100円につき1マネー 1マネー
=1ポイント
Softbank
Card
100円につき1マネー
アメリカンエキスプレスカードの場合、
100円にき1.5マネー
100マネー
=100ポイント
(100マネー単位)