恒例のデジカメ大総覧がバージョンアップ! 前回(最新デジカメ49台大総覧! 2007年春モデル編)、惜しくも掲載に間に合わなかったニコンの5機種や、ソニー、キヤノンの最新モデルなど、全14機種28枚の実写テストを追加した。2007年春以降に発売された大半のモデルを網羅。本音コメントを参考に欲しいモデルを見極めよう。(文:塙 真一、河西隆之、渡貫幹彦/作例:塙 真一/モデル:齋藤恵(オスカープロモーション)


メーカーで選ぶ

 オートホワイトバランスなどの結果を見ると、メーカーごとに色再現に特徴があることが分かる。自分の好みの色に仕上げているメーカーから、機種選びに入るのもひとつの手だ。また、当然同じメーカーでも、価格によって解像感やAF精度などが変わってくる。実写テストを見比べて、納得できるモデルを見つけよう。

  • オリンパスイメージング
    [CAMEDIA] FE-220/FE-230/FE-240/FE-250/SP-550UZ、
    [μ] 760/780/770SW、
    [デジタル一眼レフカメラ] E-410

  • カシオ計算機
    [EXILIM ZOOM] EX-Z75/EX-Z1050、
    [EXILIM Hi-ZOOM] EX-V7

  • キヤノン
    [PowerShot] A460/A550/A570 IS/TX1、
    [IXY DIGITAL] 10/90/810 IS

  • 三洋電機
    [Xacti] DMX-CG65/DMX-HD2

  • ソニー
    [Cyber-shot] DSC-W35/DSC-W80/DSC-T20/DSC-T100
    /DSC-H7/DSC-W200/DSC-G1

  • ニコン
    [COOLPIX] L11/L12/S200/S50/S500/S50c/P5000、
    [デジタル一眼レフカメラ] D40x

  • 富士フイルム
    [FinePix] A610/A800/F40fd

  • ペンタックス
    [Optio] E30/M30/T30/W30/A30

  • 松下電器産業
    [LUMIX] DMC-LS75/DMC-FS1/DMC-LZ7/DMC-FX30
    /DMC-TZ3/DMC-FZ8

  • リコー
    [Caplio] R6/GX100

予算で選ぶ

 売れ筋は3万円台後半から4万円台前半。スタイリッシュな薄型モデルながら、光学式手ブレ補正や顔認識、高感度撮影機能など、トレンドをしっかり押さえているモデルが並ぶ価格帯だ。狙い目は3万円台前半。上位モデルに比べやや見劣りするが、光学式手ブレ補正など、必要最低限の機能を搭載している。

●製品レビューではこの7つのアイコンに注目!
顔をキレイに撮影したいなら、このアイコンがあるデジカメを選ぼう。自動で液晶モニター内の顔を認識してピントや明るさなどを最適化してくれる。春モデルではソニー製品が初めて対応。キヤノンや富士フイルムなど既に搭載しているメーカーも機能を強化している。
このアイコンのあるデジカメは手ブレ補正があるので、シャッター速度が遅くても手持ち撮影ができる。手ブレ補正には「光学式」と「CCDシフト式」の2種類あるが、コンパクトデジカメでは明確な優劣はない。今シーズンはカシオ計算機からも対応製品が登場した。
暗いところでもシャッター速度を速くして被写体ブレを防ぐなら、このアイコンをチェック。既に最高ISO感度が1600程度の製品はあふれているので、今回はISO3200以上の製品にアイコンを付けた。中にはISO5000やISO10000を実現した製品もあるのだ。
狭い部屋での集合写真や、雄大な風景を写すなら広角レンズが不可欠。このアイコンのある製品なら焦点距離28mm相当以下の広角レンズを備えている。遠近感も強調されるので一般的な35mm相当前後のレンズとは違った奥行きのある写真が撮れるのもメリットだ。
運動会や学芸会などで遠くの我が子を大きく写したいなら光学10倍以上のズームレンズを備える高倍率ズーム機だ。このアイコンを目安に探し出してほしい。春モデルではCAMEDIA SP-550UZが光学18倍のズームレンズを搭載。その焦点距離は28〜504mm相当だ。
既に2.5型の液晶モニターは標準的なサイズで、3型を搭載する製品もある。画像を再生して人に見せても迫力があるのだ。一方、画面が横長のワイド液晶も段々と採用製品を増やしている。今回は2.5型よりも大きい液晶を搭載するモデルにこのアイコンを付けた。
少しくらい濡れても大丈夫なデジカメが欲しいなら、このアイコンに注目。中にはOptio W30(ペンタックス)、μ770SW(オリンパスイメージング)のように水中撮影に対応する製品もある。スキーにスノボ、マリンスポーツが好きなアウトドア派は要チェックだ。
テスト方法 テスト撮影は「太陽光」「白熱灯」ともにフラッシュ発光禁止のオートモードで撮影した。光源は、太陽光が「TEEDA SFL-12」(色温度5200K)、白熱灯が「アイランプ(PRF100V500W)」(同3200K)。撮影時の焦点距離は、太陽光では約100mm(35mm換算値)に、白熱灯は広角端にセットした。
データの見方 「塙Check」は塙氏による本音コメント、「編Check」は編集部による本音コメント。さらに各機種を◎、○、△で評価。手ブレ補正のアイコンは電子式を除いている。一眼レフカメラの価格はレンズキットのもの。

※この特集は「日経ベストPC+デジタル」掲載記事をもとに再構成したものです。