“PS3×200インチシアター”の衝撃
ゲームは環境でここまで変わる!

 デジタルARENAではすっかりおなじみとなった“自宅に200インチシアターを持つ男”、AV評論家の小原由夫さん。こちらの200インチシアターでゲームを遊んでみないかというARENA編集部からのお誘いがあり、これはめったににない経験とばかりに参加させていただいた。

 小原さんはプレイステーション3(PS3)をBDプレーヤーとして導入されており、既にBDソフトも多数所有されていた。さらに何と小原さん自身はゲームはほとんどやらず、PS3のソフトは1本も所有していないとのこと。小原家のPS3は、この取材で初めてゲームを起動するというのだ(嗚呼、もったいない……)。

 今回PS3でプレーするゲームとして、筆者の個人的な趣味で「RIDGE RACER7(リッジレーサー7)」と「RESISTANCE〜人類没落の日〜」をセレクト(本当は「MotorStorm〜モーターストーム〜」を遊びたかったが、発売延期になってしまったので……残念)。これらPS3のゲームを200インチシアターで遊ぶと一体どんな体験ができるのか。その“未体験ゾーン”をリポートしていこう。

AVルーム内のラックにひっそり設置されたPS3。数々のAV機器の中に混ざると、あれほど大きいと思ったPS3も小さく感じてしまう
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PS3に接続されたHDMIケーブル(WIREWORLD「SILVER STARLIGHT 5-2」)の価格は、何とPS3(20GBモデル)の約3倍だとか(長さ7mの「SSH5-2/7.0m」の価格は15万150円、最も短い1mモデルでも5万5650円)。PS3を「高い高い」と言ってるレベルじゃないぞ、諸君!
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吸い込まれるような視界が広がる! まずは「リッジレーサー7」を体験

 まずはレースゲームの定番である「リッジレーサー7」をプレーしてみた。起動後すぐに感じたのが、初期画面で表示されるメッセージが読みにくいということ。これは映像の解像度うんぬんの問題ではなく、単に画面にいっぱいに表示される文字を追うのが大変だということだ。

 一般家庭などでこれほどの大画面にゲームを映し出すことは、メーカーとしては想定外のことだろう。画面に大きく表示された実際には読みやすいはずのメッセージが、読むために首を回さなければならないという、“ありえない”ハプニングだった。画面に多くの文字が表示されるゲームを作っているメーカーには、大画面で遊ぶことも想定して作っていただければ幸いかと(でも、200インチはやりすぎですよね……笑)。

 実際にゲームが始まると、もうそこには“臨場感”とか、そういうものさえ超越した、“別次元の世界”が存在していた。最初に目が行くのは、路上の向こうに見える景色。レースゲームの背景など、ゲーム中に見ることはほとんどないであろう。だが、大画面でプレーしていると、意味もなく遠くの方まで見えるか確認してしまったりする。

 ゲームの画面というのは大画面になるほど、制作側が本来意図していない何かしらの“アラ”が見えてくるもの。しかしこの環境では、アラどころか、小さなモニターでは確認できない演出までつぶさに見えてくる。遠くに見える煙突から出る煙のゆらぎから、走る車の風に舞い散る木の葉、高速で走り去るアスファルトの細かな目まで、ポーズをかけずとも目に飛び込んでくるのだ。

 個人的に筆者はこの手のレースゲームは、ドライバー視点よりも車全体が見える後方視点で遊ぶことが多い。しかし今回はあえて前者を所望した。スクリーンの前のベストポジションに座ったときの、視界のなんと広いこと。モニターの大小はともかく、レースゲームでワイド画面というのは、これからは必須と思った次第。

 「リッジレーサー」のいつものドリフト感覚も、巨大スクリーンで遊べばテーマパークのアトラクションに乗っているような気分になる。視覚効果だけで周りが動いているようなVR(ヴァーチャル・リアリティー)効果を体感する“ベクション効果”も、少なからず感じられた。5.1chのサラウンドシステムも完備で、1プレー500円、いや1000円は出しても惜しくない体験だと思った。

路面を遠くまで見渡せることは、レースゲームにおいて重要な要素。しかしレースとは関係ない背景にまで見入ってしまうのは問題……!?
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デモやリプレーがまた興奮。リプレーデータを保存してBGVとして眺める価値も十分にある
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大画面に広がる空間と、爆音で響くBGM。ゲーマーにとってこんなぜいたくなプレー環境が、かつてあっただろうか!?
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 さて、では動画でその迫力をご覧いただこう!

リッジレーサー7のプレー画面。左に人影が映っているのが分かるだろう
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プレーヤーのシート(!)から200インチスクリーンのゲーム画面を撮影。撮影場所がスクリーンに近すぎて全体が表示されない
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手前左に映っているのは小原氏所有のアナログレコードプレーヤー。スクリーンの手前には応接セットが置かれているのが分かるだろうか
【画像をクリックすると動画が表示されます (WMVファイル、20秒、2.23MB)】