総 論 一眼レフデジカメで美しい写真を簡単撮影

 実売で10万円を切る入門機が出揃い、家電量販店の店頭でもひときわ目立つコーナーに展示されるようになった“一眼レフデジタルカメラ”。そろそろ自分も一眼レフデジカメに乗り換えようと考えている人も多いだろう。

 一眼レフデジカメの最大のメリットは「よい写真を楽に撮れる」という点にある。もちろんコンパクトデジカメでもよい写真は撮れる。しかし一眼レフデジカメは、「高感度撮影で手ぶれや被写体のぶれを軽減できる」「高速な連写機能でシャッターチャンスに強い」など、基本性能がコンパクトデジカメよりもとても高い。そのため、コンパクトデジカメでは撮影できないような美しい写真を撮ったり、暗い場所や動くものなど条件の難しい撮影も手軽にこなせる(図1)。

  コンパクトデジカメより楽に撮影できる (図1)
暗いシーンでも大丈夫
暗い場所では感度を上げて撮影するが、感度を上げるほど画像にザラつき(ノイズ)が出る。一眼レフデジカメはノイズが少なく、高感度撮影を積極的に使える
シャッターチャンスに強い
シャッターボタンを押してから実際に写真が撮影されるまでの時間、起動時間、連写速度などがコンパクトカメラより速く、シャッターチャンスを逃しにくい
豊富な周辺機器が使える
交換レンズを筆頭に、外付けフラッシュや各種フィルター、遠隔操作用スイッチなど、さまざまな撮影状況に対応するための周辺機器が充実している
調整幅が広く思い通りに撮れる
カメラの撮影設定の調整幅が広く、さまざまな状況に対応できる。また、設定を変えることで撮影者の「こう写したい」という考えを撮影結果に反映できる

 フィルムカメラと比べても、一眼レフデジカメのメリットは大きい。これまで一眼レフデジカメの画質は、特に解像度の面でフィルム一眼レフに劣ると言われ、フィルム一眼レフのユーザーは一眼レフデジカメへの乗り換えを躊躇していた。ところが現在では、入門機でも1000万画素クラスの撮像素子を持つ製品が登場し、解像度の問題は解決された。

 そうなると、画像と一緒に撮影データを記録できる、1コマごとに撮影感度やホワイトバランスを変更できる、メモリーカードに記録できるコマ数がフィルムよりも格段に多い、撮影写真をネット経由でやり取りできるといった、一眼レフデジカメならではのメリットが活きてくる(図2)。

  フィルム一眼より断然便利な撮影機能 (図2)
撮影結果をすぐに確認できる
背面の液晶画面を使って、撮影したその場で画像を確認できる。撮影が失敗しても、すぐに取り直せばよい
撮影コマ数が多く、連写に強い
突然シャッターチャンスが訪れるスポーツ撮影などでは、フィルム交換による中断は極力避けたい。撮影コマ数の多いデジカメが有利だ
36コマ 数百コマ
感度や光源の変更に柔軟に対応
撮影場所の環境に合わせてフィルム1本ごとに感度や色温度(ホワイトバランス)を使い分けるフィルムカメラに対して、デジカメでは1コマごとに設定を変更して対応できる
撮影データを記録できる
シャッター速度や絞り、日時、フラッシュの有無といった撮影条件を、画像と一緒に記録できる。後から見直すことで失敗の原因などを分析できる